全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦ツインリンクもてぎで予選トップ3に入ったドライバーたちが、今日の予選と明日の決勝について語った。
予選ポールポジション:ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)
「まずは、ひさしぶりにこの記者会見の場に来ることができて、とてもうれしく思っています。このサーキットではオーバーステアになる傾向があったので、フリー走行ではそれを改善するということから作業を始め、それはうまくいったと思います。少しつかみにくい部分はあったのですが、クルマはいい線いっているんじゃないかと感じました。Q1からQ2にかけてはセッティングを少し変えて、Q2からQ3にかけてはそのまま同じセッティングで走りました。星野監督はいつもエキサイティンクで、最高なキャラクターだと思いますが、ドライバーのこともクルマのことも本当に良く分かっていて、ドライバーとともに常に走っているという感覚を持っています。そんな監督のためにもいい結果を出したいと常に思っています。今回はふたりでトップ2のポジションを守り切りたいですね」
予選2番手:松田次生(TEAM IMPUL)
「朝のフリー走行はあまり状況が良くなかったですね。このレースに復帰したばかりなので、コーナーに突っ込みすぎてしまったりして、自分の中で修正をしながら走っているのですが、今回は予選もうまくいきました。ただ、Q2については、路面状況が良くなかったのかもしれないですが、あまりタイムが上げられませんでした。Q3に向けてはタイヤの内圧と車高を微調整して、結果的にはそれがうまくいって、大きなタイムアップにつながったのだと思います。ただ、オリベイラ選手と0.004秒差だったというのはとても悔しいですし、朝のフリー走行の時点でもっと上にいられたら、状況は変わっていたのかもしれません。何をすれば、どう変わるということがだいぶ身体にしみついてきて、次はポールが獲れるという自信がついてきたので、全体的にはいい予選だったと思います。ここまでのレースがそれほど悪い流れだったとは思いませんし、この予選で速さの証明ができたのかなと思います。決勝でもいいレースをして、チャンピオンシップについてもここで大きくポイントを獲って、最終戦までに逆転できるだけのポジションに上がっていきたいです」
予選3番手:中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)
「走りはじめはクルマのバランスがあまり良くなくて、それに対応しながら走っていました。タイヤのグリップもだんだん落ちてくるので、何が良くて何が悪いのかが判断しづらい状況ではありましたが、予選に向けて作業を続けていき、あまり良くないところからいいところまで持っていくことができました。予選については、自分としては安定して走ることができたと思います。Q1、Q2からQ3にかけてのタイムを見て、手応えはあったのですが、ピットに戻ったら3位だったので、悔しかったです。決勝に向けて、気持ちを切り替えて、いいレースができるように頑張りたいと思います」
