11月3日に東京・六本木のF1 PIT STOP CAFEで行われた『Motorsport Town Meeting第3回』。イベントに参加したスーパーGTに参戦するドライバー6名が、FUJI SPRINT CUPに向けて意気込みを語った。

 イベントには、GT300から松浦孝亮、星野一樹、柳田真孝、井口卓人、GT500から伊沢拓也と中山友貴がスーパーGTの部に登場。軽快なトークで会場を盛り上げた6人は、同様のノリでカコミ取材にも応じてくれた。そのぶっちゃけトーク満載の取材内容を分割してお届けしよう。

GTドライバー6名が語るFUJI SPRINT CUP その2

──GTの場合は、普段と違いひとりで戦うということがレースにどんな影響を及ぼすのでしょうか? また、FニッポンではGTと同時開催ということですごくタイトなスケジュールが与える影響というのを聞きたいのですが。
星野:やってみないと分からないんで……予想だけの範囲になっちゃうんだけど……。(より自分好みのマシンに仕上げられるとか?)全然具体的なこと考えてなかったですね。ひとつ言えるのは、スタンディングスタートっていうのが明確に違う点で。あとは今まではピットストップとかの戦略を絡めて戦ってきたわけですけど、そういうのがないという状況で……ストレートが速いクルマが有利だったりというのはあるけれど、スタートだけはすごく楽しみなんです。どうなるか分からないけど、そこだけはすごい見どころなんじゃないかなぁ。
柳田:僕もまったく星野選手と一緒で、シーズン中はチームとピット作業を含めたトータルのパフォーマンスが僕たちは良かったので、走るだけのスピードっていうのは、特に富士のZは厳しいので……(苦笑)。ちょっと自信ないんですけど、その辺をどうスプリントで持って行くかが重要になってきますね。
──チームメイトと比べられちゃうことになりますが……
柳田:そこはあんまり意識してなくて、比べられるとも思っていないので。ふたりでいつもと同じようにお互いのレースを頑張って、何かあればサポートする。ふたりでできないのは寂しい部分があるんですよ(笑)。
星野:マーの写真をクルマの中に貼ろうと思います(笑)。
一同:(爆笑)
星野:ステアリングに貼ってみようかと(笑)。
柳田:ハグしてクルマ乗りますよ(笑)。
松浦:ひとりでレースやるといえども、1台のクルマをふたりでセットアップしてタイヤを選んでっていう作業はあるので……。嵯峨がセットアップしたクルマに僕が乗らなきゃいけないかもしれないし、その逆もあるかもしれない。そういうのはどのチームにもあるだろうから、その辺のバランスをうまくとりながら、お互いの意見を聞いてやらないといけないと思いますね。例えばピットストップがあれば、嵯峨寄りのクルマだったら、僕はショートスティントして嵯峨に長く乗ってもらう戦略もできるんですけど、今回は自分ひとりで決められた周回数をいいペースで走らなきゃいけない。いろんな要素を考えなきゃいけないことが増えてくるので、今までとは違った週末のスケジューリングを考えていかないとダメですね。……メモっといてよ、今のとこ。テスト出るからね。
井口:え?なんすか?テスト?
一同:(笑)
──井口さん、さっきもおっしゃってましたけど、すごいタイトなスケジュールなんですが……
井口:いや、でも一日でふたつクルマ乗れるから僕はすごい嬉しいです(笑)。単純にたくさん乗れるので。
──自分を合わせ込む必要とかありそうですか?
井口:うーん……多分ないと思います。はい。普通に乗って、速く走るだけです。
星野:お互いの写真はいい?
井口:あぁ……欲しいです(笑)。
松浦:僕も貼りますよ、嵯峨の写真。
伊沢:僕は……シーズン始まるとスタートドライバーと後から乗るドライバーってだいたい決まってくるんですけど、まだ(出走ドライバーリストを)見てないんですが、普段と違う人たちとレースができるっていう部分はちょっと楽しみだなと思います。スケジュールは見てないんですけど、GTとFニッポンのクルマを乗り換えるっていう部分ではまったく問題ないかなぁと思います。
──写真は貼らないんですか?
伊沢:あ、僕はいらないです、貼らないです。
一同:(爆笑)
──中山選手はいかがですか。
中山:基本的には、普段のレースだと道上選手が大半の時間を乗ってクルマのセットアップを進めたりとか、タイヤを決めたりするんですけど、今回も同じで自分は与えられたクルマを……。タイムスケジュールを聞いたところ練習走行が短いみたいなんで、いつものレースのようにどちらかのドライバーが乗る時間が少なくなるとは思います。そういう中でしっかりと自分の力を発揮するっていう意味でプレッシャーもかかりますけど、いい機会なのでその辺はいつもどおりしっかりやりたいと思います。

「GTドライバー6名が語るFUJI SPRINT CUP その1」はコチラへ

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