30日に開幕した東京モーターショーで、突如姿を現したスバルBRZ GT300。すでにJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPで参戦が明らかにされ、市販車の発表と同時に公開されたGT300仕様だが、体制など詳細については、1月の東京オートサロンまで待つ必要があるようだ。

 美しいスバルブルーに彩られ、ブースの中に姿を現したBRZ GT300。トヨタ自動車と富士重工業が共同開発したFRスポーツカーをボディに持つため、GTカーらしいボディラインを描き、かつ現在のGT500マシンで取り入れられているディフューザーやフロントフェンダーサイドのルーバーなど、空力の流行を取り入れている印象がある。そんな中、BRZのイメージであるAピラー前方のデコレーションなどが活かされ、市販車のイメージリーダーとしての存在も担いそうだ。

 このマシンはSTIが製作、開発し、現在スーパーGTでともに参戦しているR&D SPORTと共同で参戦する。R&D SPORT LEGACY B4で培ったボクサー/FRレイアウトのノウハウを注ぎ込むとされており、今後の開発次第では開幕から速さをみせる可能性も高い。ただ、この車両についてはモーターショーの会場で、スポーツランドSUGOを走行したようなプロモーションビデオが流されているほかは、詳しい情報はそれほどアナウンスされていない。

 モーターショーで展示された車両は、ヨコハマタイヤを装着、スポンサーステッカーも貼られているが、ドライバー名などは不明のまま。ゼッケンは『61』が貼られており、今季のR&D SPORT LEGACY B4のゼッケンが『62』だけに「2台体制か!?」という推測もできるところだが、担当者によれば『61』のゼッケンにはスバルにまつわる他の意味もあるようで、こちらも詳細は明らかにはされていない。

 2012年のJAF-GT300マシンにはカナードの装着など、FIA-GT3車両との性能均衡化のために多くの改良が認められる予定だが、今回展示されたBRZ GT300にはカナードもなく、今後2012年シーズンの開幕に向けさらに改良が加えられると思われる。ドライバーや参戦体制については2012年1月の東京オートサロンで明らかにされるとされており、こちらの発表を待つことになりそうだ。

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