SUPER CAR RACE
PRESS RELEASE

■SCRシリーズ2015年第3戦レースリポート

●2015スーパーカーレースシリーズ第3戦、第4戦がツインリンクもてぎを舞台に開幕!
 4月に富士スピードウェイで開幕した2015スーパーカーレースシリーズは、新緑かおる栃木県のツインリンクもてぎに舞台を移し第2ラウンドが行われ5月9日、公式予選に続いて第3戦の決勝が行われた。

●カテゴリーⅠに横溝直輝、カテゴリーⅡに影山正美、新たに2人のプラチナドライバーが参戦。
 今回カテゴリーⅠのディレクションチームから横溝直輝がフェラーリ4585Italia GT3で参戦。横溝はスーパーGTのGT300クラスで活躍する国内トップドライバーのひとり。その横溝の教え子とも言える中国のジェントルマン、シュ・ウェイが今回の相棒だ。公式予選では横溝が本領発揮!

 Bドライバー予選で佐々木孝太(フェラーリ4585Italia GT3)に0秒872の差をつける1分51秒509を記録してPP(ポール・ポジション)獲得。これは今年3月ツインリンクもてぎで行われたスーパー耐久開幕戦、GT3車両で争われるST-Xクラスのレコードを破る速さだった。ジェントルマンによるAドライバー予選は、佐々木とともに第2戦で優勝を飾ったアゲアゲレーシングのNAORYUが貫禄のPPゲットとなった。

●第3戦決勝はディレクションレーシング458GT3がシュ・ウェイ、横溝直輝とつないで逆転の初優勝!!カテゴリーⅡは上野嘉三/影山正美組が優勝!
 第3戦決勝はAドライバーのジェントルマンがスタートを務め、カテゴリーⅠはPPのNAORYU(フェラーリ4585Italia GT3)がトップをキープ。これをシュ(フェラーリ4585Italia GT3)が追う展開。両者の差は少しずつ開き始め、9秒以上のマージンを築いた11周終了でNAORYUがピットイン。続いてシュもピットインして横溝直輝にバトンタッチ。ここから横溝の猛追が始まった。逃げる佐々木との差を1周1秒以上も縮める快走。50分レースも残り14分を切った18周目。90度コーナーでインをついてついに横溝がトップ浮上。そのまま残り周回を走り切って横溝、シュともに初優勝を飾った。

 カテゴリーⅡはPPの上野嘉三(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)がスタート直後の第3コーナーで舩井俊仁(フェラーリ458チャレンジ)に抜かれたものの、舩井がスタート前に作業違反があったとしてドライブスルーペナルティ。これで上野が再びトップ。あとは影山正美が落ち着いて走るだけでよかった。影山は初、上野は開幕戦以来の2勝目を飾った。

■ドライバーコメント
カテゴリーⅠ
優勝:横溝直輝「クルマはすごく良かったし、シュ選手も速かった。NAORYU選手も速かったけど、それにくらいついてくれたので自分もレースを作ることができました。20秒くらい離されると思っていたので、それが勝因ですね」

優勝:シュ・ウェイ「すごく楽しかったし、本当にいいレースができた。いっぱい勉強できましたよ(笑)。これで自分もレベルアップできたと思うし、明日も頑張ります」

2位:佐々木孝太「厳しいのは分かっていた。明日はこのギャップをなんとか埋めて勝てるよう頑張りま」

2位:NAORYU「無線でもう少し(2位との)ギャップがほしいと言われてプッシュしたけど、シュ選手が思った以上に速くてきつかった。明日は勝てるよう頑張ります」
カテゴリーⅡ
優勝 影山正美「上野君が12秒まで2位を離してくれて、あとはタイヤを温存しながら走りました。上野君がトップで帰ってきてくれたのが今日の勝因です」

優勝:上野嘉三「スタートで抜かれてしまったけど、無理はしなかった。今日は勝てる感触があった。トップで影山さんにバトンを渡せたので、あとは安心して見ていました」

 第4戦は10日午後2時スタート(50分レース)。カテゴリーⅠは横溝直輝/シュ・ウェイ組(フェラーリ4585Italia GT3)が、カテゴリーⅡは多田純二/吉田広樹組(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)がPPからスタートする。

●「Kids Traffic Safety School Projects」開催。パドックに多くの家族連れが訪れ初夏の一日を満喫
 ツインリンクもてぎのパドックで「Kids Traffic Safety School Projects」が行われ、多くの家族連れが楽しんだ。今シーズンSCR全戦で開催される全く新しいイベントで、信号機や横断歩道、道路標識などミチュア交差点を設置し、子供たちが自ら電気自動車を運転して、楽しみながら交通ルールを学ぶことができるもの。子供たちはすぐに交通ルールを覚え、ドライブを楽しんでいた。

■SCRシリーズ2015年第4戦レースリポート

●2015スーパーカーレースシリーズ第4戦はNAORYU/佐々木孝太組が逆転で第2戦以来の今季2勝目をマーク!
 2015スーパーカーレースシリーズは5月9日に行われた第3戦に続き、10日第4戦の決勝が行われた。第4戦はプラチナ中心のBドライバー予選の順にグリッドに並び、そのBドライバーがスタ一卜を担当。カテゴリーⅠはPP(ポール・ポジション)を獲得したディレクションレーシングの横溝直輝(フェラーリ458lItalia GT3)がスタートからトップを守って14周終了でピットイン。ジェントルマンドライバーのジュ・ウェイに交替。

 同じ周に2位アゲアゲレーシングの佐々木孝太(フェラーリ458lItalia GT3)もピットインしてNAORYUにバトンタッチ。ピットイン直前の1位、2位の差は約8秒。だが第3戦優勝で横溝組にはピットストップ、プラス15秒のハンディがあり、2台が再スタートした時は逆にNAORYUが前でコースイン。これを追うシュだったがその差はじわじわと広がり、最後は13秒あまりのギャップを築いてNAORYUがフィニッシュ。第2戦以来の今季2勝目を手にした。

●カテゴリーⅡも逆転でポルシェ911 GT3 Cupの多田純二/吉田広樹組が初優勝!!
 カテゴリーⅡはTeam RIGHT WAYの吉田広樹(ポルシェ911 GT3 Cup)がPPからスタートしたが、クラス3位スタート、第3戦で優勝を飾った影山正美(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)が追い上げて4周目に吉田を抜いてトップに浮上。だが吉田もくらいついて、影山にとっては思うように差が広がらない状況。その影山が12周目にピットインし上野嘉三に交替。吉田は14周目にピットイン。多田純仁に後半を託す。

 影山がピットインした時2位吉田とは6秒近い差があったが、影山組は第3戦の優勝でピットストップ時間に15秒加算。一方の吉田は第3戦3位でプラス5秒。この10秒差が効いた。多田は上野の前でコースイン。逃げる多田、追う上野。しかしその差は縮まることなく、多田が19秒あまりの差をつけてフィニッシュ。うれしい初優勝となった。

 レース開始前のグリッドにはオフィシャルレースクィーンが華を添え、沢山の関係者が各チームの出場車を称えた。3戦に続きオフィシャルレーサーである夏野愛子さんが先導車を務めた。

■ドライバーコメント
カテゴリーⅠ
優勝:佐々木孝太「昨日からマシンのセッティングを変えて良くなった。思ったよりトップと離れなかった。スタート前は1周1秒くらい離されると予想。14周でピットインする予定だったのでギャップは14秒。これならギリギリNAoRYuさんが逆転できると思っていが、それが8秒差。もっと離されても良かったかな(笑)」

優勝:NAORYU「本当は追いかけて抜くつもりでいましたが、ヒーローになり損ねました(笑)。でも後半安定して走れたし次のSUGOも勝ちます」

2位:横溝直輝「もっと差を広げたかったが佐々木選手が速かった。予定では15秒以上離したかったが、途中で厳しいのが分かった。タイムハンディがなかったらかなり面白いレースになっていたと思う」

2位:ジュ・ウェイ「本当にうれしい。今回のレースでクルマにも慣れて自分もレベルアップできたと思う。すごく自信になった。未定だけど次のレースにもぜひ出場したいと思っているよ」

カテゴリーⅡ
優勝:吉田広樹「影山さんが速いのは分かっていた。抜かれても我慢してついて行って多田さんに渡せばと思っていた。セッティングを変更してクルマは良くなりました」

優勝:多田純二「後半は自分との戦いでした。なるべくタイムを安定させて無理しないで走りました。吉田君の頑張りのおかげで勝てました」

 スーパーカーレースシリーズ第5戦、第6戦は7月11日(土)、12日(日)の両日、遥かに蔵王連峰を望む、緑豊かな宮城県スポーツランドSUGOで開催される。

●シンガーソングライター大黒摩季さんが表彰式のプレゼンターを務める。「Kids Traffic Safety School Projects」も引き続き開催
 ツインリンクもてぎのパドックでは前日に引き続いて「Kids Traffic Safety School Projects」が開催され、多くの家族連れが楽しんだ。現在復帰に向けて準備中のシンガーソングライター大黒摩季さんがスーパーカーレースを観戦後、レース終了後にSCRホスピタリティラウンジで行われた表彰式にプレゼンターとして登場。入賞の各選手にトロフィーを手渡した。

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