スーパー耐久シリーズを運営するスーパー耐久機構(S.T.O.)は10月25日付けで、2013年から参加全ドライバーに対し、HANSデバイスの使用を義務づける決定を下したと発表した。
HANSデバイスは、2000年代初頭から普及が進んだレーシングドライバーの救命デバイスのひとつで、首から肩にかけて装着し、ヘルメットと紐で接続されるもの。高速でクラッシュした場合、ドライバーの頭部〜首が慣性の法則で伸び、頸椎損傷などの重篤な怪我が起きることを防ぐ効果がある。
アメリカを中心に普及が進んだHANSは2003年からF1でも義務づけとなり、国内でもフォーミュラ・ニッポンやスーパーGTでは装着が義務づけられていたが、スーパー耐久では装着を“強く推奨する”とされていたものの、義務づけとはされていなかった。
25日、S.T.O.は10月21日に行われたスーパー耐久第5戦鈴鹿のレース1で発生した重大事故を鑑み、2013年からHANSの使用を全ドライバーに義務づける決定をしたと発表。また、この決定はスーパー耐久シリーズ・スポーツ規則2013年版より規則として発表されることになるが、今回の発表はその事前告知になるとしている。
