スーパー耐久第3戦の決勝が6月7日鈴鹿サーキットで行われ、ST-1クラスの#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/FARIQE HAIRUMAN 組)が総合優勝。ST-2クラスは#3 ENDLESS ADVAN CS・X(峰尾恭輔/山田英二/村田信博 組)が、ST-3クラスでは#27 FINA ADVAN M3(伊橋 勲/廣田秀機/三澤伸輔 組)、ST-4クラスは#62 HONDA CARS東京μSSR DC5(塩谷烈州/デパマン石渡/吉橋孝之 組)が優勝した。
鈴鹿サーキットは前日の予選に続いて、天候は晴れ、路面はドライとなったが、レース前には時折強風が吹きつけるようなコンディション。ローリングスタートが切られると、早々にZ4勢は#1とチームメイト#28の片岡龍也/吉田広樹/JOHAN ADZMI 組と1-2態勢を築く。そのまま#1はペースを緩めることなく#28に対してもリードを広げて行き独走。
ところが、開始から1時間が過ぎたところで、コースアウト車両が続出し、ペースカーが導入される。コースアウト車両にはST-3クラスポールの#14 協新計測マイロード岡部自動車RX−7(杉林健一/小松一臣/増田芳信 組)も含まれている。#14はコースアウトしたもののそのままレースを続行、ペースカー走行中にピット作業を行っているが、ペースカー明けのリスタートで再びコースアウトをするなどトラブルが発生。その後、ミッション交換を行って上位争いから脱落してしまう。
トップ#1はペースカー走行中にピット作業を済ませる。ここで作業がスムーズに行われなかったものの、リスタート後もトップをキープ。同様に、クラスポールからスタートしたST-2クラス#3もクラス最上位を守ってのリスタートとなっている。
結局、#1が完全にレースをコントロールしてそのまま優勝、一方の#28は#10 Y.K.M.ADVAN Z(横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也 組)との終盤の2番手争いでの接触でペナルティをとられ、2位は#10が獲得、#28が3位というオーダーとなった。
ST-2クラスでも2番手争いが白熱する中、#3が逃げ切りポールtoフィニッシュを達成。ST-4クラスの#62も途中で順位の入れ換え等があったもののポールtoフィニッシュで優勝を挙げた。
ST-3クラスは#14の脱落後、混戦が続いていたが、ここから抜け出た#27がレースを制す結果となった。
