オートスポーツwebでこれまでも既報の通り、スーパーGTの応援団有志によりスーパーGT500クラスからル・マン24時間に参戦するドライバーに応援フラッグが渡され、さらにアウディドライバーからのリクエストにも応える形となったが、すべてのフラッグがサルテ・サーキットに到着。ドライバーたちに渡されることとなった。

 ジャコバン広場での車検も2日目を迎え、14時からアウディの車検がスタート。ドライバーたちも装備品の登録などを終え、プレス用のスペースに移動すると、マシンの搭乗時に続きパニック状態が発生した。

 これは本WEBサイト取材班が、日本のGTファンから預かった応援フラッグを本人たちに見せたことがきっかけだった。スパでアラン・マクニッシュがリクエストした旗が本人たちの前で広げられると、7号車のドライバー3人は大興奮。トム・クリステンセンが“これはトムスの舘さんのメッセージだよ"とマクニッシュやディンド・カペッロに説明する場面も。3人はひとつひとつのメッセージに丁寧に目を通していた。

 その3人を世界各国のカメラマンやプレスが大挙して取り囲み、プレス用のコンテナの中では突然の撮影大会が始まってしまった。さらに、この旗はコンテナの出入り口にあるバルコニーへ。トム・クリステンセンは、写真を撮られながら“スッゲーアリガトウ!!"と連呼していた。

 撮影後マクニッシュは、「まずは“どうもありがとう!!"と言いたいね。僕が旗を造って欲しいって言ってから、これを作ってくれた皆さんの偉大な努力に感謝するよ。僕らは、この旗をピットに飾るよ。それが僕らにプジョーと戦うための強さを授けてくれると思うよ。それに写真をくれたら、僕のウェブサイトにもこの旗の写真を載せる」と、その喜びを語った。

 そして、7号車のドライバーたちが撮影を終えると、今度は8号車のドライバーたちも旗とともに撮影会に突入。ここでも世界中のプレス関係者が写真を連写していた。ロッテラーとトレルイエは、新しく書き込まれた舘信秀氏と星野一義ファミリーのメッセージに大喜び。マルセル・ファスラーも自分の名前が書かれた旗を見てご満悦だった。

 ル・マンで地元のヒーローとして、セバスチャン・ブルデーと同様、非常に人気が高いトレルイエは、「本当に日本のファンの皆さんには感謝している。こうして旗まで作って、ヨーロッパのドライバーを応援してくれて。僕はそんなファンの人たちを持てたことを誇りに思うよ。今回も何人かの人が日本から応援に駆けつけてくれるけど、いずれはもっと多くの人が来られればいいのにな……。それに、星野さん一家からのメッセージは、とても心に触れた。星野家は、僕にとって日本のファミリーだし、星野さんは僕の日本のお父さんだし、僕のことを考えてくれて本当にうれしい。たとえ僕が今、星野さんのチームで走っていなくても、彼らは常に僕の心の中にいるからね。とにかくみんなに、ありがとうと言いたいよ」と、改めて感謝の気持ちを述べていた。

 このアウディドライバーに渡されたフラッグの写真は、ル・マン24時間公式サイトやアウディ本国の広報サイトに掲載されるなど、世界的にも歓迎されているようだ。

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