3月14日に、岡山国際サーキットで始まったスーパーGT公式テスト。走行2日目の15日(日)までにサーキットで見つけたトピックスをいくつかお届けしよう。
●Welcome back, guys!
スーパーGT500クラスで、ここ数年開幕前のこの時季オフシーズン専用カラーリングを導入し、その精悍なカラーリングに多くのファンがいるRAYBRIG NSX CONCEPT-GT。今季もブラックのオフ専用カラーが導入されているが、そのフロントフェンダー部分に、ワンポイントのロゴが入っている。
『Welcome back, guys!』と書かれたロゴは、もちろん今季チームに復帰した伊沢拓也、山本尚貴のふたりに向けたもの。2012年まで同チームでコンビを組んでおり、また公私ともに仲の良いふたりだけに、すでにチームワークも抜群。チームにも素早く溶けこんでいる。
ちなみに、このテスト用カラーリングはこの岡山公式テストまで。富士スピードウェイでのメーカーテストでは15年仕様のフルカラーリングが登場するとのことだ。
●公式テストは2日間とも大盛況。合計13000人以上が来場
今回の岡山公式テストは、岡山国際サーキットのファン感謝デーも兼ねて行われた。当日はパドックフリーで、ピットロード/ホームストレート解放といったイベントが開催されたほか、グランドスタンド裏にはご当地グルメ等も登場した。
ピットロード/ホームストレート解放も非常に多くのファンが訪れ、大盛況に。本来チームやドライバーにとってはファンサービスが義務づけられている訳ではなかったのだが、多くのチームでサイン等、ファンサービスが実施された。
●岡山県警も公式テスト!?
3月15日(日)は午前のセッションでセーフティカー導入の練習が行われ、午後のセッションでは最初の15分を使って、スタートの練習が行われた。ここで登場したのは、岡山県警察の白バイ2台と、パトカー2台だ。
スーパーGTでは昨年の第6戦鈴鹿から、“交通安全啓発活動”として地元警察署と協力して、GTカーの隊列を白バイ、パトカーが先導する活動を実施している。今季第1戦の岡山でもその活動が実施される予定で、今回の公式テストへの参加は、岡山県警の“公式テスト”という訳だ。
スタート練習では、2台ずつの白バイとパトカーが1周コースをまわり、その後ろにGTカーが整列。今回・開幕戦は気温も低いためウォームアップラップの後フォーメーションとなったが、ウォームアップを終えた後、無事に白バイ・パトカーは2コーナーから退出。“公式テスト”は成功裏に終わった。
スバル・アウトバックFRO仕様がコースに登場
1月の東京オートサロンで公開された、スバル・アウトバックのFRO車両がサーキットを走行した。今回のテストでは何度かマシンがコースアウトすることがあったが、その度に出動。サンドトラップもグイグイと高い走破性を披露。早くも活躍をみせている。