3月14日に、岡山国際サーキットで始まったスーパーGT公式テスト。搬入日からいくつかサーキットからトピックスをお届けしよう。
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●着々と広がるレクサスのプロモーション
スーパーGT500クラスでは、14年からの規定導入は「開発費用をプロモーションに充てて欲しい」という思いが込められていたが、2014年から積極的にプロモーションを展開し始めているのがレクサス。この岡山公式テストでも、いくつか新しいものが見られている。
KeePer TOM'S RC Fのピット前に設けられたのは、新しい給油タワー&ブームのカバー。昨年ホンダが全チーム同一形状のカバーを導入したが、それと同様のカーボン製のカバーが導入された。今後、LEXUS RACINGの全チームがこれを使用するとのことだ。
また、サーキット内ではバックストレートとリボルバーコーナーにレクサスの看板が登場している。
●今後流行る!? バイザーステッカーいろいろ
レーシングカーにはおなじみ、フロントウインドウのバイザーステッカー。スーパーGTでは上段はチームが自由に使え、下段は各クラスの色のベースに、GTアソシエイション指定のロゴや文字が入れられるスペースになる。
今回、VivaC Team Tsuchiyaの25号車は正面に「はるお」の文字が。当然、土屋春雄監督の「はるお」なのだが、「つちやエンジニアリング」で平仮名があるので、そのまま「はるお」を入れたのだとか。ちなみにテスト限定。
一方、シェイクダウンの富士、鈴鹿メーカーテストと毎回ステッカーが変わっているのがグッドスマイル 初音ミク SLS。今回は「テストでも負けるのはいやだ!」の文字。どうやら今後毎戦変わっていく気配濃厚。ウワサではLED文字盤を入れるつもりがあったとかなかったとか……。
●集合撮影いろいろ。今季用スーツも登場
多くのチームは開幕戦に行うことが多いが、チームによっては早々にこの岡山公式テストでチームの集合写真を撮影するところも。レーシングスーツやスタッフウェアが暫定のところもあれば、今季バージョンができあがり撮影することも。
きっと今後各チームのホームページやブログ、SNS等でその写真を見ることができるはずだ。
●見た目も中身もいろいろ違う? 86/BRZが揃い踏み
トヨタ86/スバルBRZといえば、発売以来高い人気を誇る国産スポーツカー。今までスーパーGT300クラスには、昨年のタイ戦をのぞけばSUBARU BRZ R&D SPORTのみの参戦だったが、今季VivaC 86 MC、UPGARAGE BANDOH 86、マッハ車検with「いらこん」という3台のGT300マザーシャシーの86が加わった。
もちろんスバル/STIが開発するSUBARU BRZ R&D SPORTは独自に進化を続けており、外観の印象はまったく異なるのだが、マザーシャシーの86も昨年のタイ戦でデビューしたマシンであるUPGARAGE BANDOH 86と、今季新造されたVivaC 86 MC、マッハ車検with「いらこん」という2台は細かな部分で異なっており、給油口の位置やリヤウイング形状等、外観からも違いが見て取れる。
UPGARAGE BANDOH 86と他の2台では内側の細かな部分も異なっているようで、14年モデルの量産型で進化を遂げている様子。ちなみにマザーシャシーは直線スピードこそ出ていないものの、この岡山のようなレイアウトでは非常にクイックなようで、ドライバーたちも好感触を得ている様子だ。
●さすがの大人気! コバライネンに人だかり
今季のスーパーGTの大きなトピックと言えば、元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンの参戦。岡山公式テストではパドックフリーだったこともあってか、初日の早朝からコバライネンにサインをもらおうというファンがLEXUS TEAM SARDのパドック裏を埋めた。
また、多くのファンが訪れたピットロード/ホームストレート解放では、コバライネンがチームメイトの平手晃平とともにファンサービスを実施。女性ファンが多いのはさすがのふたりと言った雰囲気で、笑顔でサインのリクエストに応えていた。
●岡山国際サーキットのサーキットクイーンお披露目
この日のピットロード/ホームストレート解放では、2015年の岡山国際サーキットのサーキットクイーンがお披露目された。この日登場したのは大橋まりさん、武田愛美さん、相川沙季さん、堀内安奈さん、仮屋希さん、大出未季さんの6人。
ちなみに、今季からコスチュームも大幅に一新。岡山国際サーキットのイメージカラーであるブルー、レッド、ホワイトの鮮やかなコスチュームとなった。