GTアソシエイションは28日、公式サイトで第4戦セパンにシンガポールのサンダー・アジア・レーシングがスポット参戦することを明らかにした。
今回スポット参戦するのは、シンガポールのサンダー・アジア・レーシング。スーパーGT公式サイトでは、マシンはモスラーMT900Rで、GT300クラスにエントリーするという。ドライバーはシンガポール人として初めてのスーパーGTドライバーとなるメルビン・チョウ、そしてイギリス人のマーティン・ショートだ。チームは昨年のWTCC岡山ではチョウとともに来日、BMW320siを走らせている。
メルビン・チョウは、昨年のWTCC終盤戦にも参戦したほか、アストンマーチン・アジアカップなどにも参戦したドライバー。チョウは自身のホームページで「とてもコンペティティブでチャレンジングなスーパーGTに今から備えているよ。セパンでは温度も湿度もものすごいからね。周囲の評価は高くないかもしれないけれど、挑戦を楽しむつもりだし、ベストを尽くすつもりだ」と意気込みを語っている。
一方のマーティン・ショートは、1959年生まれのベテランドライバー。2002年、2003年、そして昨年とモスラーを駆った経験があるほか、2001年には鈴鹿1000kmにも参戦。また、ペスカローロやローラなどを走らせるロールセンター・レーシングのオーナーでもある。
ちなみに、チョウの発行したプレスリリースには、参戦マシンがトヨタ・セリカとなっているのも気になるところ。セパン戦にはかつて2005年に、地元マレーシアのプロトンがロータス・エキシージを走らせファンからの熱い声援を受けたが、決勝への出走はならなかった。