6日に決勝レースが行われたスーパーGT第7戦オートポリス。オートスポーツwebが取材したトピックスをいくつかお届けしよう。
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●霧、雨、霧、雨……天候に泣いたオートポリス
土曜の予選がキャンセルとなったように、天候に泣かされたオートポリス。標高も高くアップダウンも激しいため、雨が降ればコースには川ができ、雨が止めば霧も出て……という繰り返しに。土曜の予選キャンセル決定後、ピットレーンが解放されファンサービスも行われたが、やはり降り続く雨のため、ファンサービスはする側もされる側も大変そうな様子だった。
●新ヘルメット、続々
スーパーGT第7戦オートポリスには、ヘルメットを新調するドライバーが複数いた。MOTUL AUTECH GT-Rの柳田真孝も、レッドの新ヘルメットを装着。NAC攻殻機動隊ARISE DR PORSCHEの密山祥吾、ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3の山内英輝もニューカラーリングのヘルメットになっていた。
●熊本と言えば……
毎年、オートポリス戦のイベント広場には地元のB級グルメ等のフードショップが多数出店し、大好評だ。今年もたくさんの美食たちがイベント広場に並んだ。
●急遽、ピットウォークで
通常、土曜の公式予選後、記者会見場でメディア向けに開催されるポールポジション記者会見。この場では、両クラスの予選ポールシッターがメディアからの質問に答えるほか、『EBBROポールポジション賞』が授与される。
ただ、今回の予選は決勝日朝に行われたことから、急遽ポールポジション賞の授与がピットウォーク中に行われることに。もちろん質疑応答はナシ。ただ、ピットウォークに詰めかけたファンにとっては滅多に見られないワンシーンとなった。
●もうひとつの“耐久レース”
オートポリスの決勝レースで、GT300クラスの3位に入賞したOKINAWA-IMP SLS。今季7戦中6戦で入賞、タイトル争いの可能性も残す同チームだが、参戦資金が厳しく、鈴鹿での2位入賞の後、「ここで引くわけにはいかない」と多くの支えもあり参戦継続を決定。「できることからやろう」と、遠征となるオートポリスに、ドライバーの竹内浩典、土屋武士が自らステアリングを握り、神奈川県厚木市のシフトから、メルセデスベンツSLS AMG GT3をローダーでオートポリスまで運ぶことになった。
レースカーと同じ「H.Takeuchi/T.Tsuchiya」というシールが貼られたローダーを交代しながら運転したふたりは、行きは体力温存のため大阪からフェリーを使用し、無事にオートポリスに到着。レースを表彰台獲得で終え、オートポリスのパドックでローダーに積み込み。18時頃にオートポリスを出発し、途中広島のサービスエリアで仮眠。朝8時に再出発し、無事に月曜の18時ごろに厚木のシフトに到着した。
「とりあえず、信号待ちでは思いっきりまわりから注目を集めていたし、高速道路でいったん抜かれても、また横に並ばれることもあった」と道中も大注目だったOKINAWA-IMP SLS。
「多くの人々の支援がなければ、今年は特にここに残ることはできなかったと思うんです。本当にありがたいし、皆さんの支援をスピードに変えて戦いたいと思います」と竹内。
「もてぎはまた、我々自走で行きますからね。自走伝説を作ってやろうと思います(笑)」
●またも全面広告、登場
波乱の展開となったスーパーGT第7戦オートポリスで、GT300クラス優勝を飾ったGSR初音ミクBMW。第6戦富士でも、優勝を飾った後日本経済新聞に、BMW Japanによる全面広告が登場し話題となったが、第7戦オートポリスの翌日、ふたたびBMW Japanから優勝記念広告が出た。
しかも今回は、レース翌日の朝刊に載るという気合の入りぶり。読者へのインパクトも大きそうだ。