2013年のスーパーGTも全8戦のうち7戦までを終え、残すは11月2日〜3日の最終戦ツインリンクもてぎのみ。GT500クラス、GT300クラスとも大混戦のチャンピオン争いとなっており、最終戦もてぎはチェッカーのその瞬間まで目が離せないものになりそうだ。
GT300クラスは、アジアン・ル・マン富士でエクストラポイントを獲得し、大きなリードを築いていたMUGEN CR-Z GTの武藤英紀/中山友貴だったが、オートポリスでは苦しい戦いを強いられることに。なんとか2ポイントを獲得したが、ランキング2位以下との差は縮まっている。
そして、第7戦オートポリスで連勝を飾りランキング2位に浮上したのがGSR初音ミクBMWの谷口信輝/片岡龍也組。これまでランキング2位につけていたGAINER DIXCEL SLSの平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組を逆転している。
とは言え、武藤/中山組は8ポイントという大きなリードを築いており、谷口/片岡組は4位以上、平中/ビルドハイム組は表彰台が必須。また、ベテランらしいレース運びで第7戦で3位を獲得したOKINAWA-IMP SLSの竹内浩典/土屋武士組、今季素晴らしい速さをみせてきたSUBARU BRZ R&D SPORTの山野哲也/佐々木孝太組は、それぞれ2位以上が必要となっている。
最終戦の舞台のもてぎは、ブレーキングと加速力が重要なコース。タイトルを争うことになる5台はそれぞれ“武器”をもつが、最後に勝利の女神は誰に微笑むのだろうか?