24日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦するTeam KYGNUS SUNOCOが2012年の体制発表会を都内で行い、今季のドライバーとして、2009年のフォーミュラ・ニッポン王者であるロイック・デュバルが加入すると明らかにした。
2011年から、チームのタイトルスポンサーであるキグナス石油と日本サン石油のブランド、スノコをチーム名としてフォーミュラ・ニッポンに参戦しているTeam KYGNUS SUNOCO。2008年からKYGNUS SUNOCOのカラーリングを纏って石浦宏明が参戦。2011年はJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPで表彰台を獲得するなど調子を上げていた。
しかし、24日に行われた参戦発表会では石浦に代わり、驚きのドライバーが発表された。09年のFニッポン王者、そして10年のスーパーGT王者であるロイック・デュバルが、Fニッポンに復帰しTeam KYGNUS SUNOCOに加入すると明らかにされたのだ。
2011年までホンダ陣営のドライバーとして活躍してきたデュバルは、昨年はFニッポンに参戦しなかったものの、今季、スーパーGTではトムスに加入。レクサス/トヨタドライバーになっていた。石浦が今季ル・マン24時間やWECに参戦することもあり、ドライバーを検討していたチームと、Fニッポン復帰を検討していたデュバルの思惑が合致。Team KYGNUS SUNOCO入りが実現した形だ。
チーム監督としては、今季も土屋武士監督が続投。山田健二エンジニアがデュバル車を担当することになる。山田エンジニアにとっては外国人ドライバーとのタッグは初めてだというが、「ずっと研究してきたドライバーだけに組むのは楽しみ」とのこと。
07〜08年と2連覇を成し遂げた松田次生の復帰も噂される中、デュバルというタイトル経験者が復帰することになり、ますます激化が予想される今季のフォーミュラ・ニッポン。山田エンジニアとデュバルというコンビがその中でどんな成績を残すのか、今から楽しみなところだ。