全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦SUGOの予選でトップ3を獲得したドライバーたちが、今日の予選と明日の決勝に向けて語った。
●ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO):予選ポールポジション
「今朝はとても路面のコンディションが悪くて、みんな苦しんでいたと思う。ただ、セッションの最後にニュータイヤをつけた時は、クルマの状態がすごく良くてトップタイムを出せたんだ。それに対して午後の予選では、走り始めたらクルマのセットアップに今ひとつ自信が持てなかった。それでもタイムは出せたけれど、各セッションで少しずつクルマのセットアップをアジャストしなくてはならなかったんだ。ただ、基本的にクルマは安定していて、うまくタイムを出すことができた。もしかすると、他のドライバーの人がみんなアタックでちょっとずつミスをしていたのかもしれないけれど、その結果ポールポジションを獲ることができたんだ。チームのためにもポールを獲れてとても良かったと思う。あと、アンドレが最後に3番手に戻ってこられて良かったよ」
●山本尚貴(TEAM無限):予選2番手
「今回もチームがいいクルマを用意し、仕上げてくれたと思っています。本当に、今日は朝から綱渡りをしているような感覚でした。ロイックも言っていますが、コース上がすごくダスティで、取れるラインが1本しかないような予選でした。ただ、だからといって守ってしまうとタイムが顕著に落ちてしまうため攻めなければならず、『絶対にミスはできない』というこれまでにないくらい緊迫した予選だったと自分では感じています。Q3では細かいミスもありましたが、失敗しても8番手だと考え、悔いの残らないように思い切りアタックした結果2番手まで上がることができたのは良かったと思います。ただ、ロイック選手に負けたのはすごく悔しいです。明日はなんとか挽回できるようにがんばります」
●アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S):予選3番手
「ロイックと同じで、朝はすごくコースがホコリっぽくて苦労したんだけど、どういう訳か最後にニュータイヤを装着した時にはタイムが出たんだ。でも、午後の予選はセットアップの面で若干苦しんだ。オーバーステアが出ていて、少しずつセットアップを変えていかなくてはならなかったんだ。Q3ではだいぶ良くなって、うまくタイムを出して3番手に戻ってくることができた。最終コーナーとハイポイントではまだリヤがちょっと安定していないような感覚があるけれど、3番手ということでチャンピオンシップを争うロイックと山本選手が近いところにいるし、明日は良いレースができるんじゃないかと期待しているよ」
