KYGNUS SUNOCO Team LeMans
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
2014年SUPER FORMULAシリーズ
第2戦(富士スピードウェイ)レースレポート
レース情報
予選(5月17日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:21度/湿度:42%
予選開始:14時15分
5月17日土曜日、2レース制で開催される今季第2戦の公式予選が、好天の富士スピードウェイで開催された。2レース制大会においては、全車参加のノックアウト予選Q1の順位がそのまま決勝レース1の予選結果となり、Q2~Q3までを経た通常の予選結果は、決勝レース2の予選結果になる。ポールポジションゲットで与えられる
ドライバーズポイント1点の獲得チャンスがQ1にもあるということで、最初から激しい先陣争いが展開された。
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
予選結果:レース1=6位(Q1:1分23秒602) レース2=6位(Q3:1分23秒202)
開幕戦で、新人だった昨年の決勝自己最高位と並ぶ4位を獲得した平川にとっては、初表彰台を狙っての第2戦だ。20分間のQ1、最初のタイヤで走った時点では8位だったが、2セット目でのアタックでタイムを伸ばし6位へ上昇。Q2を7位で通過した平川は、上位8人で争うQ3へと駒を進め、そこで僚友ロイックに続く6位のタイムを記録する。この結果、平川はレース1、レース2ともに自身最高予選順位である6位からスタートすることとなった。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ロイック・デュバル選手
予選結果:レース1=2位(Q1:1分23秒211) レース2=5位(Q3:1分22秒972)
開幕戦を制して、自身5年ぶりのトップフォーミュラタイトル獲得に向けて幸先の良いスタートを切ったロイック。今回の予選では、ポールポジションをダブルで獲得してのドライバーズポイント2点加算を狙いたいところだった。しかしQ1ではトップの19号車に0.103秒差の2位で、惜しくもレース1のポールを逃す。続くQ2は5位で突破。Q3では1分22秒台にタイムを入れるが、他車のタイムアップ幅が大きく、やや不本意な5位という順位に甘んじた。
レース情報
決勝(5月18日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:21度/湿度:42%(13時)
決勝フォーメーション開始:10時05分(レース1)
決勝フォーメーション開始:14時30分(レース2)
決勝レース周回数:25周/35周
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
決勝レース1結果:リタイア(0周:他車からの接触によるコースオフ)
平川は6番グリッドからさらなる上位進出を目指してのスタート。ところがオープニングラップの13コーナーでインを突いてきた38号車に接触されるかたちでコースオフ、そのまま無念の0周リタイアとなってしまった。(なお、このアクシデントに際しては38号車に決勝レース2でのドライブスルーペナルティが科されている)
決勝レース2結果:8位(所要時間:51分27秒375、ベストラップ:1分26秒317)
ドライタイヤでスタートした場合に、4輪タイヤ交換が義務づけられるレース2。再度6番グリッドスタートの平川は1周目にタイヤ交換義務を消化して、単独走行でのペースアップを狙う戦略決め打ちで臨んだ。しかし、レース1を走れていなかったデータ面の不利もあり、実質1セットのタイヤで走り切るためにタイヤセーブの必要もあるなど、戦略を機能させることは難しかったようだ。それでも10号車の猛攻を凌ぎ切って8位、今季2度目の入賞を果たした。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ロイック・デュバル選手
決勝レース1結果:3位(所要時間:35分44秒759、ベストラップ:1分25秒240)
予選日の練習でスタートには自信を感じていたロイック。しかし、決勝日になっての路面状況変化の影響もあり、いいスタートを決めることはできなかった。1周目の通過順位はスタート位置よりひとつ下げて3位。約114kmの短距離戦、トップ3の順位はそのまま動かずにゴールを迎え、開幕戦に続く連勝こそならずも、連続表彰台を確保した。
決勝レース2結果:4位(所要時間:51分06秒143、ベストラップ:1分25秒548)
約160kmの中距離戦、ロイックは5番グリッドからのスタート。今回は僚友・平川と並びのグリッドだったが、スタート直後、平川と進路が交錯しそうになる残念な偶然があり、接触回避のために生じたロスで遅れをとってしまう。1周目終了時点でロイックは8位。序盤で1号車をパスすると、前方の状況を見て6周目にタイヤ交換義務消化へ。この好判断で、全車がタイヤ交換を終えた時点では4位に上昇する。そのまま4位でゴールし、ポイント首位を守った。
レース情報
平川亮選手のコメント
レース1は残念でしたが、レースですから仕方ないと思います。レース2は1周目にタイヤ交換する作戦でいったので、タイヤの温存を意識してはいたんですが、後半になるとやはり厳しくなってきて、最後は8位を守るためにタイヤを完全に使い切りましたね。今回、予選では自己ベストの結果で自信も得られました。でも、富士に関してはちょっと僕たちはスピード不足でしたね。次も富士ですから、暑くなることも考慮しつつ、マシンを改善していきたいと思います。
ロイック・デュバル選手のコメント
今回のウイークエンドのマシンの状態は、それほどわるくはないものの、ものすごく良くもないという状態でした。シリーズポイントトップの座を守ることはできた、という今回の結果が、まさに象徴しているところだと思います。2度ともスタートがあまりうまくいかなかったので、次戦に向けてはそのあたりに関するマシン面の調整も含め、2カ月後という気象条件の変化等も踏まえて、同じ富士での速さをさらに突き詰めることにトライしていきます。
土沼監督のコメント
平川のレース1は不運でした。レース2は1周目にタイヤ交換する作戦でいきましたから、終盤タイヤが厳しい面もあったようですが、よく8位(入賞圏)を守ったと思います。8位と9位では大きな違いがありますからね。ロイックの方は、本人も言うように、わるくもなく良くもなくで、もうひとつ、という感じでしたね。今回の我々のレース内容と結果は、「勝てはしなかったけど、負けもしなかった」というところでしょうか。もうひとつの状況のなかでも、ロイックはドライバーズポイント首位を守りましたし、チーム部門の方も2位に後退はしましたが、トップと0.5点差の位置にいるわけですから。チームは確実に進化していると思います。ただ、開幕戦、そして今回と、予選がもう一歩という展開が続いていることがちょっと気になるところですね。ファクトリーに帰って、検証します。チャンピオンシップの展開も見つつ、各レースでの勝利に集中していきます。
シリーズランキング
平川亮:7位/5.5ポイント(今回0.5ポイント獲得)
ロイック・デュバル:1位/15.5ポイント(今回5.5ポイント獲得)
チーム(#7+#8):2位/21ポイント(今回0.5+5.5ポイント獲得)
観客動員数
開催期間中延べ入場者数約23,500人
5月17日土曜日(予選日、天気:晴れ)約9,000人5月18日日曜日(決勝日、天気:晴れ)約14,500人
イベントへの参加報告
ピットウォーク 開催日程:5月17日12:10~12:40 5月18日12:35~13:25
キッズウォーク 開催日程:5月17日17:00~17:30
主催:日本レースプロモーション、富士スピードウェイ
参加者:平川亮、ロイック・デュバル
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。また、キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行いました。
グリットウォーク
決勝レース前
第1レース、第2レース2度開催
イベントへの参加報告
TOYOTA Racingブース車両展示&搭乗体験
主催:トヨタ自動車:日本レースプロモーション
開催日程:5月17日~18日
参加者車両
FN06TeamKYGNUSSUNOCO(2009年石浦車両)
SF13TeamKYGNUSSUNOCO(2013年Loic車両)
SF14TOYOTAテスト車両
スーパーフォーミュラの現在から過去にさかのぼり3世代の車両を展示しジャーナリストの小倉氏、両角氏の解説にてフォーミュラファンの質問等に対して回答をするトークショーがイベント広場にて開催されました。両日ともチームスタッフがSF13車両を使い、お子様向けに通常体験を実施致しました。
