KYGNUS SUNOCO Team LeMans

#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
2014年SUPER FORMULAシリーズ

第6戦(スポーツランドSUGO)レースレポート

大会概要
2014年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第6戦

大会名称
2014年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第6戦スポーツランドSUGO

開催日時
9月27日土曜日(予選)、9月28日日曜日(決勝)

開催サーキット
スポーツランドSUGO インターナショナルレーシングコース(1周3.704256km)
住所:宮城県柴田郡村田町菅生6-1

同時開催レースカテゴリー
・2014 全日本フォーミュラ3選手権第12戦・第13戦
・JAF 東北スーパーFJ選手権第5戦
・GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2014 東北シリーズ第3戦
・N-ONE OWNER'S CUP Round 5
・SUGOロードレースシリーズ第5戦(CBR250R Dream Cup & ST250/2輪)

主催
株式会社菅生/ 菅生スポーツクラブ(SSC)

公認
国際自動車連盟(FIA)/ 一般社団法人日本自動車連盟(JAF)

認定
株式会社日本レースプロモーション(JRP)
日本フォーミュラ・スリー協会(JF3A)
Honda ワンメイクレース事務局(HORS)
トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)

後援
公益社団法人宮城県観光連盟/ 村田町/ 名取市/ 河北新報社

KYGNUS SUNOCO Team LeMans 参戦体制
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
ドライバー:平川亮
出身地:広島県
生年月日:1994年3月7日
体重:66kg
身長:177cm
血液型:RH+O

監督:土沼広芳
プロジェクトリーダー:藤井一三
チーフエンジニア:中村成人
チーフメカニック:小倉啓悟

#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ドライバー:ロイック・デュバル
出身地:フランス
生年月日:1982年6月12日
体重:70kg
身長:178cm
血液型:RH+O

監督:土沼広芳
プロジェクトリーダー:藤井一三
チーフエンジニア:山田健二
チーフメカニック:森内誠二

レース情報
予選(9月27日)

天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:20度/路温:28度(13時)
予選開始:13時10分

 シリーズ終盤戦を迎えた「2014 全日本選手権スーパーフォーミュラ」。最終戦のひとつ前となる第6戦の舞台は東北地方におけるモータースポーツの中心地、宮城県仙台エリア近郊の「スポーツランドSUGO」である。前戦では不運等もあり、なんとも噛み合わない展開となって、両者無得点だったKYGNUS SUNOCO Team LeMans。

 チャンピオン争いにおいてもポジション的に後退を余儀なくされたわけだが、巻き返しを狙ってのSUGO戦となる。

 中高速コーナーが多いSUGOは、今季導入のニューマシン「SF14」のダイナミックなスピードが特に活きるコース。9月27日土曜日、公式予選日は秋の好天に恵まれ、高次元かつ緊迫したタイムアタック合戦となることが予想された。

#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
予選結果:16位(Q1ベストタイム:1分07秒180)
 予選Q1、まず中古タイヤで走った平川の感触は「けっこう良くて、これでニュータイヤを履けば、いいタイムが出せる」というものだった。ところが他チームのマシンがトラブルでコース脇に停止、Q1は赤旗中断を挟み、残り時間わずかで再開される流れとなり、最後のアタック合戦は混雑状況との戦いに。平川はいいタイミングを得られず、Q1敗退を喫した。

#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ロイック・デュバル選手
予選結果:7位(Q3ベストタイム:1分06秒396)
 開幕戦以来の勝利に向け、ロイックは予選前日の練習走行ではトップタイムをマーク。わるくない滑り出しに思われた。迎えた予選日はフリー走行、予選ともに赤旗中断が多く、各陣営、なかなか思い通りには走れない状況で推移していくが、ロイックは今回も最終Q3へとしっかり進出。しかし、接戦を突き抜けるような速さは発揮できず、7位にとどまった。

レース情報
決勝(9月28日)

天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:23度/路温:37度(14時30分)
決勝フォーメーション開始:15時00分
決勝レース周回数:68周

#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
決勝レース結果:8位(所要時間:1時間25分41秒667、ベストラップ:1分07秒602)
 この日も秋晴れの好天となったスポーツランドSUGO。気温、路温とも前日よりは上昇傾向にあるなかで、決勝を迎えた。他チームのマシンがエンジン交換によるグリッド降格ペナルティを受けた関係で、平川は予選順位よりもひとつ上の15番グリッドからのスタートだ。1周目、いきなりの多重クラッシュ発生でレースはセーフティカー先導走行に。この時点で平川の順位は12位。リスタート後、チームは燃費的に可能な最も早い段階である10周終了時点で平川をピットに呼び、給油のみの作業でコースへと送り返す。一旦、順位は下がるが、ここからの追い上げが期待された。

 しかし17周目に再度、アクシデントによるセーフティカー導入があった際には、平川の目の前にセーフティカーが入ってくるという、タイミングに恵まれない面もあるなど、思うようには挽回が進まない。リスタートを前にして14位。だがリスタート以降は他車のスピンやピットイン、ペナルティなどにも乗じて6つポジションを上げ、8位入賞を果たす。

#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
ロイック・デュバル選手
決勝レース結果:3位(所要時間:1時間25分27秒096、ベストラップ:1分07秒917)
 7番グリッドスタートからの巻き返しに向けて、チームはロイックのマシンに大幅なセッティング変更を敢行した。

 しかし、決勝日朝のフリー走行中にマシントラブルが発生し、セッティング変更したマシンの充分な確認ができず、また、フリー走行後のスタート練習にも参加できない状態で決勝へと向かうことに。それでもロイックは「普通の出来」のスタートを切り、混乱の1周目を6位で終える。そして17周目、2度目のセーフティカー導入と同時にピットへ。

 前を走る5台もここでピットに入ったが、平川同様に給油のみでコース復帰したロイックは、チームの的確な作業もあり、先行5台中の3台をかわすことに成功した。22周目のリスタートの段階では、まだ給油をしていないマシン3台が上位で、ロイックはピットした組のなかでは3位の、全体6位。リスタート直後にトップ3台のうちの1台が遅れてきて、ロイックは5位へと浮上。残るトップ2台が終盤にピットインした時点で名実とも3位となり、表彰台を獲得した。

平川亮選手のコメント
決勝は作戦もうまく機能して、ポイントを獲得できましたが、週末全体としてはうまくまとめられなかった印象ですね。決勝のペースは、前に他のマシンがいない状態ではけっこう良かったですから、やはり予選で前に行くことが課題です。次は最終戦ですが、鈴鹿は開幕前のテストでも感触が良かったコース。それに去年の最終戦鈴鹿では、マシンが今と違い、雨絡みでもありましたが、2レース制の両方のレースでファステストラップを記録しています。初優勝を狙っていきます。

ロイック・デュバル選手のコメント
タイヤ無交換の戦略も良く、表彰台を獲得できました。37号車を抜いて2位に上がりたかったのですが、タイヤのセーブも考えなければなりませんでしたし、ミスをしてくれる相手でもなかったですからね。相手のギヤボックスを間近に見るくらい近づいた局面もあったのですが、3位でのゴールになりました。ただ、最終戦では自力でチャンピオンを獲得できる可能性も残っています。今日のレースでのマシンの感触も良かったですから、あきらめずに、できるだけのことをしたいと思います。

土沼監督のコメント
平川が8位に入賞して、ロイックが3位表彰台獲得と、予選結果から考えれば、決勝はどちらも良かったと思います。給油のみでタイヤ交換はしないという両車の戦略も予定通り、ロイックはピットで順位を上げることもできました。今回のレースに点数をつけるなら、予選は50〜60点、決勝は最低限の目標は達成できて80点くらい、でしょうか。残念ながら平川のチャンピオン獲得の可能性と、チーム部門タイトル獲得の可能性はなくなってしまいましたが、ロイックは2レース制の最終戦鈴鹿に向けて、自力でチャンピオンを獲得できる可能性が残りました。これも良かったです。彼の逆転チャンピオン獲得に向かって全力を尽くしていきますし、鈴鹿では開幕戦でロイックが優勝していますから、チームとして最初と最後を勝って、というかたちにもしたいですね。平川も得意の鈴鹿ですので、今回の決勝もいいタイムで走れていたことですし、勢いをつけて初優勝を目指していってほしいと思います。最終戦も応援よろしくお願いいたします。

シリーズランキング
平川亮:8位/14.5ポイント(今回1ポイント獲得)
ロイック・デュバル:4位/26.5ポイント(今回6ポイント獲得)
チーム(#7+#8):2位/41ポイント(今回1+6ポイント獲得)

観客動員数
開催期間中延べ入場者数約17,200人
9月27日土曜日(予選日、天気:晴れ)約6,200人
9月28日日曜日(決勝日、天気:晴れ)約11,000人

イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:9月27日11:55〜12:25
9月28日11:00〜11:35

キッズウォーク
開催日程:9月27日16:50〜17:20
主催:日本レースプロモーション、スポーツランドSUGO
参加者:平川亮、ロイック・デュバル

ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。また、キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行いました。

グリッドウォーク
決勝レース前に開催

本日のレースクイーン

叶園ちさかそのちさ
2025年 / スーパーGT
HELM LOYALZ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

    FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円