日産自動車とニスモは26日、9月1日に決勝レースがスタートするマレーシア、セパンサーキットで行われる耐久レース、メルデカ・ミレニアム12時間に参戦する『ニスモアスリートグローバルチーム』の参戦体制とマシンカラーを発表した。
このニスモアスリートグローバルチームは、すでにニッサン/ニスモから明らかにされている“ニスモグローバルドライバーエクスチェンジプログラム”の一環として参戦する。このプログラムでは、日本、ヨーロッパで戦うニッサンドライバーが、主参戦地域以外のレースで戦うことを実現している。
今回、ニスモアスリートグローバルチームとして参戦するのは、マレーシア最大のイベントで、日本やヨーロッパ、東南アジアから多くのGT3車両が挑戦するメルデカ・ミレニアム12時間耐久レース。このレースにニスモアスリートグローバルチームはニッサンGT-RニスモGT3で参戦し、スーパーGT300クラスでDIJON Racing IS GT-Rをドライブする千代勝正が、ニッサンGTアカデミー出身のウォルフガング・ライプ、マーク・シュルツイスキーのふたりと組む。
12時間耐久のメルデカ・ミレニアム用にホワイトとレッドに彩られたGT-Rは、バンパー左右に大型の補助灯が設けられた耐久レース仕様。すでに横浜市鶴見区のニスモ本社からマレーシアに向けて輸送されている。
「セパン12時間レースは、毎年世界の名だたるメーカーやドライバーが参戦し激戦を繰り広げるレースと聞いていますので、ニッサンGT-RニスモGT3の強さをアピールする最高の機会だと思っています。また自分にとっては初の国際レースとなりますので、たくさんのものを吸収すると共に、自分のドライビングが世界に通用することを証明できるように頑張りたいと思います」と千代。
「今回のニスモアスリートグローバルチームは新しいチームですが、気心が知れた信頼できるスタッフばかりですのでとても頼もしく思います。また、セパンはスーパーGTで走り慣れているコースなので、まったく不安はありません。12時間という長丁場になりますので、しっかりと着実にチェッカーまで走り切って、ウォルフィやマーク、チーム全員と力を合わせて優勝に向けて頑張りたいと思います」
メルデカ・ミレニアムの公式スケジュールは、8月28日(水)からスタートする予定だ。