2014.08.10

#23 MOTUL AUTECH GT-R、2位表彰台で選手権順位を上げる
SUPER GT第5戦 レースレポート

 8月10日(日)にSUPER GT第5戦FUJI GT 300km決勝レースが行われ、迫る台風11号の影響でセーフティカー(SC)の導入や中断などのためレースは行方が読めない展開となりましたが、予選2位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2位表彰台でレースを終え、選手権ランキングを5位から3位へと押し上げました。

 重く厚い曇り空の下、SCが隊列を先導しながらレースはスタート。3周目にグリーンフラッグが振られて、レーシングスピードでの競争が開始しました。路面はウェットでした。#23 GT-Rのスタートを担当したクインタレッリは、序盤から首位奪取を狙ってアグレッシブな走りを見せ、早々に#17 NSX CONCEPT-GTから首位を奪いましたが、複数台数がひしめき合う場所で背後に迫っていた#18 NSX CONCEPT-GTに逆転されてしまいます。その直後に激しい降雨となったことでSCが導入されると、7周にわたって追い越し禁止のSCランとなり、さらに赤旗によってレースは中断されてしまいました。

 レース再開後、#23 GT-Rは2位のまま周回を重ね、33周目にピットインして松田に交代。そののち徐々に路面は乾き始めて行きます。ピットではスリックタイヤの準備も行われ、松田も46周目にベストラップを更新するなど激しく追い上げました。しかし、終盤に再び激しい降雨のためSCが導入されSCランのまま66周目を迎え、#23 GT-Rは2位でフィニッシュしました。これによって#23 GT-Rはドライバー選手権ポイント15を加算しました。

 予選で不調だった#46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)は、GT500勢最後尾の15位から決勝レースをスタートしました。序盤、SCランや赤旗中断などがありましたが、スタートドライバーの柳田は、冷静にチャンスを待って徐々にポジションをあげ、後半担当の本山にバトンタッチ。本山は、路面が乾いて行く難しいコンディションの中さらに順位を押し上げ、最終的には6位入賞を果たしました。

 ランキング2位でこのレースに臨んだ#12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、重いハンディウェイトと燃料リストリクターの制限を受けるため厳しい戦いが予想されていましたが、予選10位からオリベイラがレースをスタートし、安田が8位でレースを終了。ランキングは2位のままですが、ポイント3を追加し首位との差を縮めました。予選8位と今季最上位からレースをスタートした#24 D'station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹)は、終盤にスリックタイヤに交換して賭けに出たものの、その後の降雨によるSCランで順位をあげることは叶わず、15位完走を果たしました。

 GT300クラスでは、#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス)が予選5位からスタートし、一時2位につけましたが、路面状況を見越した作戦がマッチせず、クラス10位でゴールしました。

NISMO監督 鈴木豊
「優勝できなかったのは残念ですが、このような状況の中でも2位に入れたのはチャンピオンシップに向けて大きな収穫になりました。今回クルマは非常に良く仕上がっており、予選から速さも見せられました。路面の悪い中、ミスもトラブルもなく走りきれたので、確実に次に繋がると思います。雨の中、多くのファンの方に声援を送っていただき、チームは大変勇気づけられました。ありがとうございました」

#23ドライバー 松田次生
「チームの努力によってクルマは良い状態でした。今回はMOTULさん100戦目ということもあって、優勝できれば良かったのですが、僕らにも権利のあるチャンピオンを取ってプレゼントしたいと思います。この悪いコンディションの中で応援してくれたファンの方々には感謝しています。今回は 2位でしたが、後半戦も勝利を目指して攻めて行きます」

#23ドライバー ロニー・クインタレッリ
「決勝では赤旗が出たりして、難しい状況になりました。そんな中で2位を獲得することができて良かったと思います。僕が乗った時間の後半は少し厳しかったのですが、タイムロスを最小限に抑えて次生につなげることに集中しました。路面に合うタイヤを選んだのでペースはかなり良かったと思います。次の鈴鹿でも多くのポイントを獲得して、チャンピオン争いに加わっていきたいと思います」

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