フェラーリ・ジャパン、石巻市への復興支援として、総額約8,000万円の寄付金により「石巻市放課後児童クラブ」2棟を再建
石巻市長、駐日イタリア大使、放課後児童クラブに通う子ども達が、クラブのオープニング・セレモニーに出席
12月14日、日本・石巻発
フェラーリは、2011年3月11日に東日本大震災に見舞われた日本への復興サポートへの一環として、震災直後よりさまざまな支援活動を行ってきました。これまでに集められた寄付金は、総額8,000万円を超えています。その寄付金をもとに、この度「石巻市放課後児童クラブ」の施設2棟が再建され、クラブに通う80名以上の子ども達が、オープニング・セレモニーに出席しました。
寄付金総額は、イタリア・ローマにあるチヴィタヴェッキアの姉妹都市である、宮城県石巻市へ送られ、震災被害により使用できなくなっていた、石巻市立開北小学校と、石巻市立万石浦小学校の「放課後児童クラブ」2棟の再建のために活用されました。
去る10月に、両校の「放課後児童クラブ」が完成し、子供達が元のように利用できるようになりました。この完成を記念して、フェラーリ・ジャパンにより、再建された2つのクラブのオープニング・セレモニーが開催されました。セレモニーには、クラブに通う子ども達のほか、石巻市の亀山綋市長、駐日イタリア大使、ドメニコ・ジョルジ氏、フェラーリ・ジャパン プレジデント&CEOのハーバート・アプルロス、フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンの茂木和重会長が出席しました。
セレモニーは、各代表者から子ども達にメッセージが贈られました。亀山綋石巻市長は、子ども達と寄付をしていただいた関係者に「石巻の子供達のために、この素晴らしいクラブを再建できるようご寄付いただいたフェラーリ・ジャパンと、フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンの皆様に心からお礼を申し上げます。この施設建設は、子ども達の元気と夢を育むために非常に大切なものです。子ども達には、フェラーリの跳ね馬のように、この施設でこれからも元気に頑張って欲しいです。また、イタリアのチヴィタヴェッキアとは、これからも様々な面で友好関係を築いていきたいと考えています」とコメントしました。続けて、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使は、チヴィタヴェッキアと姉妹都市である石巻市の子ども達に対し、施設の完成を記念して、「約400年前に石巻の船がチヴィタヴェッキアに到着してから、石巻の人々とは一番古い友人です。昨年、あのような震災が起こり、イタリアとして何かしたいと考えていました。フェラーリの助けのもと、素晴らしい施設が完成したことを心から嬉しく思っています。子ども達がこの施設で健やかに大きくなっていくことを望んでいます」とコメントしました。
フェラーリ・ジャパンのハーバート・アプルロス代表は、施設の完成へのお祝いと、クラブを利用する子ども達に向けて、「私の子ども時代の夢は、赤くて速いフェラーリに乗ることでした。このような素晴らしい学校に通い、勤勉に勉強したことで、夢が叶いました。このクラブで、皆が夢を育んで、その夢に向かって一生懸命勉強し、全員の夢が叶うと信じています。フェラーリから、クリスマスのお祝いを申し上げるとともに、皆の夢の実現のために、少しでもこのクラブがお役に立てれば嬉しいです」とコメントしました。
施設の完成を記念したテープカットの後、子供達からはお礼の歌のプレゼントと、代表して2名の子供から、関係者へお礼の作文の発表がありました。「震災後はクラブが無くなり、以前の友達とも離れ離れになってしまったけれど、今はこの綺麗なクラブで、新しい友達もたくさん出来て、心から楽しい時間を過ごせています。クラブを作ってくれたフェラーリにありがとうと言いたいです」という子ども達からの、再び放課後クラブに通える喜びと、感謝の言葉に、関係者全員が今回の施設建設がどれほど大切なことであったかを再認識しました。
「放課後児童クラブ」の前には最新のフェラーリが展示され、開北小学校には「FF」、万石浦小学校には「フェラーリ・カリフォルニア30」が置かれ、子ども達はそのフェラーリを見て、運転席に座り、実際に車に触れながら、最高の笑顔を輝かせていました。