17番グリッドから追い上げた#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が8位入賞

2015年7月19日(日)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:曇り、ときどき晴れ
気温:28℃(14:00時点)  路面温度:37℃(14:00時点)  決勝レース:55周
コースコンディション:ドライ  観客:1万9700人(主催者発表)

7月19日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて、2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第3戦の決勝レースが行われました。今週は土曜日まで雨天が続きましたが、決勝日は厚い雲が多めながらも、時おり強い日差しが差し込む空模様となり、多くのモータースポーツファンが富士スピードウェイに駆けつけました。

 決勝レースのグリッドには、3番手の#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、5番手の#41 ナレイン・カーティケヤン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、14番手の#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)、15番手の#34 小暮卓史選手(DRAGO CORSE)、16番手の#10 塚越広大選手(REAL RACING)、17番手の#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、18番手の#11 伊沢拓也選手(REAL RACING)、19番手の#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)による計8台のHondaマシンが並びました。

 午後2時にスタートが切られましたが、直後の1コーナーでアクシデントが発生してしまいます。5番手スタートの#41 カーティケヤン選手が、混み合った1コーナーで他車と接触し、さらにアウト側にいた3番手スタートの#64 中嶋選手と絡んでストップしてしまいます。#41 カーティケヤン選手はその場でリタイアとなり、コースに復帰した#64 中嶋選手は大きく順位を落としてしまいました。

 このアクシデントによりセーフティカーが出動し、6周目にレースが再開されました。この段階で、Honda勢のトップは#65 バゲット選手の9位。これに続いていたのが10位の#10 塚越選手で、さらに11位の#11 伊沢選手、13位の#16 山本選手、14位の#34 小暮選手、15位の#40 野尻選手というオーダーとなりました。コースに復帰して18位を走行していた#64 中嶋選手は、電気系が原因と思われるトラブルにより、8周目でリタイアとなりました。

 レース再開直後に#34 小暮選手が早めのピットストップで給油とタイヤ交換を行いました。早めにピットストップを行うことで前方が開けたポジションでペースアップを図り、少しでも挽回を図ろうという作戦です。11周目に#16 山本選手、12周目に#10 塚越選手、13周目に#11 伊沢選手もピットストップを行いましたが、さらに作業時間を短縮するためにタイヤ交換は行わず、給油だけを済ませてコースに復帰していきました。

 19周目、Honda勢トップの8位を走行していた#65 バゲット選手のマシンにアクシデントが発生します。ハイスピードで進入した1コーナーで突如コントロールを失いコースアウト。幸いガードレールに軽く接触しただけで済みましたが、原因は右リアサスペンションのトラブルによるものでした。バゲット選手はこのままリタイアとなりました。

 レース序盤に15位を走行していた#40 野尻選手は、周囲より遅めのピット戦略を選択して、暫定2位まで浮上した28周終了時に給油と4本のタイヤ交換を行いました。この作戦が功を奏し、コースに復帰した時点でHonda勢トップの9位に浮上しました。
その後、野尻選手はライバルと激しい8番手争いを繰り広げる展開を続け、42周目に8位へ浮上してチェッカーフラッグを受けました。続いて#11 伊沢選手が11位、#16 山本選手が12位、#10 塚越選手が13位、#34 小暮選手が16位でフィニッシュしました。優勝は#19 J.P.デ・オリベイラ選手(トヨタ)でした。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では通算8ポイントを獲得した#40 野尻選手が5位、6ポイントを獲得した#16 山本選手が7位、#41 カーティケヤン選手が8位、#11 伊沢選手が11位、#64 中嶋選手が13位となりました。
第4戦は8月22日(土)、23日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。

佐伯昌浩|「HR-414E」開発責任者
「今年は、予選の結果とオープニングラップの展開によって左右されるレースが続いていますが、今回もそうなってしまいました。1コーナーで運悪くHondaユーザーの2台が接触してリタイアに追い込まれたことに加え、予選で下位に沈み込んだドライバーたちが上位に進出するのは難しい状況でした」

「実はレース戦略をいろいろ工夫して、少しでも上位を狙おうとしましたが、ほとんど順位が変わらないままフィニッシュを迎えてしまいました。そうしたなか、8位入賞を果たしてくれた#40 野尻選手はよく頑張ってくれたと思います。次の第4戦もてぎラウンドからシリーズは後半戦に入り、Hondaは現状のスペックをベースにさらに手を加えた新エンジンを投入します。これから巻き返しを図っていきたいと考えています」

野尻智紀選手
(8位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「昨日の予選では雨のセッティングをうまくまとめることができず、17番手に終わってしまいました。そのため決勝では早めにピットストップを行って追い上げるつもりでしたが、僕の前を走るドライバーたちの多くが同じ戦略を選択したため、急遽、レース中盤まで引き延ばしました」

「第2戦岡山ラウンドでもそうでしたが、今回もレースラップはトップチームと変わらないくらい速かったので、その点はすごくいい収穫になったと思います。その結果として今回ポイントを獲得できたのは、とても大きかったと思います。ここで得た経験を次につなげられるようなシーズンにしていきたいです」

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