May 24 2015, RACE
2015 Japanese Championship SUPER FORMULA Round2

#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3位表彰台を獲得
#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は4位

2015年5月24日(日)・決勝  会場:岡山国際サーキット(3.703km)  天候:晴れ
気温:28℃(14:00時点)   路面温度:45℃(14:00時点)  決勝レース:68周
コースコンディション:ドライ  観客:7000人(主催者発表)

 5月24日(日)、岡山県・岡山国際サーキットにおいて、2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦の決勝レースが開催されました。1993年、1994年にF1パシフィックグランプリの舞台となったこのコースで国内トップフォーミュラの公式戦が行われるのは7年ぶり。昨年導入された2リッター直列4気筒直噴ターボエンジン「HR-414E」を搭載したニューマシン、SF14でのレースは初めてです。

 各チームは3月末の合同テストでロングランテストを行っていますが、全長3.7kmあまりの短くコース幅が狭いレイアウトでの250kmレースは周回数が68周に及びます。ただでさえ、データの少ない初コースで行われる周回数の多い決勝レースでは、セッティングや戦略が勝負の分かれ目となりました。

 ノックアウト方式で実施された昨日の予選では、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、#40 野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がHonda勢として最終セッションのQ3に進出し、#40 野尻選手が予選2番手につけてフロントローから、#16 山本選手が予選3番手から決勝レースに臨みます。また、#34 小暮卓史選手(DRAGO CORSE)は9番グリッド、#41 ナレイン・カーティケヤン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が11番グリッド、#10 塚越広大選手(REAL RACING)は12番グリッド、#65 ベルトラン・バゲット選手(NAKAJIMA RACING)は15番グリッド、#11 伊沢拓也選手(REAL RACING)は17番グリッド、#64 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は18番グリッドに並びました。

 午前中は雲が空を覆っていましたが、午後の決勝レース前には太陽が照りつけ、気温と路面温度が急激に上昇していきました。午後3時、68周のレースが予定どおりスタートしました。2番グリッドの#40 野尻選手と3番グリッド#16山本選手はうまくクラッチミートしてグリッドを離れましたが、後方から好スタートを切った2台に追い抜かれ、4-5番手で1コーナーへ飛び込みました。

 1周目のバックストレートエンドのヘアピンで#16 山本選手が#40 野尻選手に迫りますが順位は変わらず、#40 野尻選手が4番手、#16 山本選手が5番手、#34小暮選手が8番手、#10 塚越選手が10番手、#65 バゲット選手が11番手、#41カーティケヤン選手が12番手、#11 伊沢選手が15番手、#64 中嶋選手が16番手でオープニングラップを通過しました。

 レース序盤、4番手の#40 野尻選手と5番手の#16 山本選手は順位をキープするものの、上位3台とは少し間隔が開いてしまいました。18周目は、#11伊沢選手が早めにピットインし、給油とタイヤ交換を行いました。集団の中でペースダウンを強いられることを避け、単独走行でペースアップする作戦です。27周目、#41 カーティケヤン選手、#65 バゲット選手がピットイン、タイヤ交換と給油を行いました。#40 野尻選手、#16 山本選手は上位3台と同様のペースで4-5番手を走りますが、なかなかその差を縮めることができません。

 33周を走り終えたところで#16 山本選手がピットイン、給油を行いましたがタイヤ交換は後輪2本のみとし、ロスタイムを減らす作戦をとってコースへ復帰しました。しかし、事実上の順位を上げることはできませんでした。このころ、#34 小暮選手のマシンにトラブルが発生し、スローダウンを繰り返す状態になりました。次周に#40 野尻選手、#34 小暮選手がピットイン。双方とも給油と後輪のみタイヤ交換を行いコースに復帰しましたが、#34小暮選手はまたスローダウン、結局ピットに戻ってガレージへマシンを収め、リタイアとなりました。

 39周目、給油とタイヤ4本を交換してコースに復帰した上位のライバル1台を#40 野尻選手が1コーナーでパスし、3番手へポジションを上げました。続いて#16 山本選手もこのマシンをかわして4番手へ浮上しました。後方では早めにピット作業を終えた#11伊沢選手が、レース後半にピット作業を行う作戦をとったライバルマシンをピットストップのたびに抜き去って7位まで順位を上げていきました。

 最後まで安定した走りを見せた#40 野尻選手と#16 山本選手は後続のプレッシャーを最後まで押さえ込み、68周のチェッカーフラッグを受けました。この結果、3位の#41 野尻選手は今季初の表彰台を獲得しました。続く#16 山本選手は4位、#11 伊沢選手は7位に入賞してシリーズポイントを獲得しました。#41 カーティケヤン選手は10位、#65 バゲット選手は11位、#64中嶋選手は12位、#10 塚越選手は14位で完走しました。優勝は#38 石浦宏明選手(トヨタ)でした。

 この結果、シリーズポイントドライバーズランキングでは#40 野尻選手が7点で6番手、#41 カーティケヤン選手が7番手、#16 山本選手が5点で8番手、#64 中嶋選手、#11 伊沢選手が同点の3点で9番手につけました。また、チームランキングではDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが13点で2番手、TEAM 無限が4点で6番手、NAKAJIMA RACING、REAL RACINGが同点の3点で7番手につけました。

 2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズの第3戦は7月18日(土)、19日(日)に静岡県の富士スピードウェイで開催されます。

佐伯昌浩|「HR-414E」開発責任者
「勝ちたかったのでとても悔しいです。今回はオーバーテイクが難しいサーキットの特性と、前車の真後ろに接近すると空力が乱れてペースが上がらないSF14という車体の特性で全ドライバーが苦労していました。このサーキットではポジションを上げることが非常に難しいので、スタートが大きなポイントでした。小暮選手のマシントラブルは持ち帰って原因を調べます。昨年は鈴鹿サーキットと富士スピードウェイで苦戦をしていましたが、エンジン改良の成果で開幕戦の鈴鹿は予選1-2番手を獲得しました。次戦の富士にも、その勢いはつながると思っています」

野尻智紀選手(3位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「2番グリッドからのスタートで少し順位を落としてしまい残念です。朝のスタート練習を含めて、決して悪いスタートだったわけではありませんでしたが、今回は防ぎようがありませんでした。レース序盤はトップグループの3台が速くて少し離されましたが、中盤から同じようなペースで走ることができました。今後は序盤から好ペースを刻めるように改善が必要です。チームの作戦もよく、ピット戦略で3位に浮上することができました。チームスタッフに感謝したいです。次戦に向け、さらに戦闘力を上げるためにやることがたくさんありますので、チームと話し合ってがんばっていきたいです」

山本尚貴選手(4位 #16 TEAM 無限)
「スタートはうまく反応したのですが、若干ホイールスピンをしてしまいました。結果的には失敗ですね。1周目、野尻選手の前に出ようとOT(オーバーテイクシステム)を使ったのですが、早めに使ったので、あとから使い始めた野尻選手を抜けませんでした。今思えばもう一度使ってパスしていれば表彰台に上がれたかもしれません。スタートの失敗より、そのことを走りながら後悔していました。なんとか4位になれたのはよかったですが、やはり表彰台に乗りたかったですね。次戦の富士に向けて、今日のレースをよく分析して打ち合わせをします」

伊沢拓也選手(7位 #11 REAL RACING)
「開幕戦から予選でいいペースで走れておらず、7位は喜べる順位ではありませんが、ポイントを獲得できたのはよかったです。17番手からスタートして7位になれたのは、早めにピットインを決めたチームの戦略がよかったこと、そしてピットアウトしたあとのペースが予想以上によかったことの両方が働いたからだと思います。予選でもっと上からスタートできれば順位をもっと上げられるので、そのためにやることはいっぱいあります。課題は一つ1つクリアしていきます。こういうときに焦って、ポイントもとれないままリタイアしてしまうよりもフィニッシュをしてポイントを取ることが大事です。富士ではとにかく予選で前へ行くことですね。インターバルもあるので、2レースが終わって得たデータをもとに最善を尽くします」

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