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国内レース他ニュース

投稿日: 2015.06.07 00:00
更新日: 2018.02.17 08:29

ポルシェカレラカップジャパン第5戦 決勝


プレスインフォメーション
2015年6月06日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015
第5戦 決勝レース レポート

天候:くもり 路面:ドライ 気温:18度 路面:21度(スタート時)

 ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2015 第5戦決勝が6月6日(土)、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。心配された雨は落ちることなく、レースは最後までドライコンディションで進んだ。

 決勝スターティンググリッドは午前中の公式予選の結果により、先頭から#15元嶋佑弥、#12久保凛太郎、#78近藤翼、#19永井宏明、#7星野敏、#9武井真司というオーダー。先行逃げきりを図りたい元嶋に、好調の久保がどのタイミングで仕掛けるか。そして、3番手の近藤が2台を追うという図式が予想された。

 15時00分、シグナルがブラックアウトし、決勝がスタート。好ダッシュを見せたのは元嶋で、「少し失敗してしまった」というが、久保を抑えて先頭で1コーナーへ。その久保はAコーナーから100Rにかけてスピードを乗せ、ヘアピン進入で元嶋にオーバーテイクを試みるが、元嶋も譲らない。
 この区間の走りに自信を持つ久保はここでは無理をせず、次の機会を窺う。その後方では、近藤が永井に一度は前に出られたものの、2コーナー立ち上がりまでに3番手のポジションを回復。隊列はグリッドのオーダー通りに戻った。

 1周目の元嶋と久保のバトルがその後の激しい展開を予感させたが、6~7周目あたりからふたりの間隔が徐々に開いていき、9周目あたりにはその差は2秒まで拡大。

「レース後半を重視したセットだったので前半は苦しかったのですが、後半になればまわりもタイヤがきつくなるだろうと。前半はしっかり守り、後半にいいペースで走れました」という元嶋が主導権を握った。

 一方の久保は「1周目に行ききれなかったのは悔しいところですが、あそこで前に出ることができなくても、自分にもう少し勝負権を残す展開にしたかった」と仕掛けるだけの距離に詰めることができない。