レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2015.06.06 00:00
更新日: 2018.02.17 08:29

ポルシェカレラカップジャパン第5-6戦 予選


プレスインフォメーション 2015年6月06日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 – 第5-6戦 公式予選レポート
天候:くもり 路面:ドライ 気温:19度 路面:20度

 ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シーズンが第5戦、第6戦の決勝スターティンググリッドを決める公式予選が6月6日(土)、富士スピードウェイ(静岡県)で行なわれた。第5戦のグリッドは公式予選での各車のベストタイム順、第6戦のグリッドは各車のセカンドベストタイム同士の比較によって決定される。

 公式予選は11時00分からの30分間。ここまでの4戦では#15元嶋佑弥と#78近藤翼のポールポジション争いが大きな焦点のひとつとして挙げられてきたが、今回は5日(金)の専有走行で総合トップタイムをマークしている#12久保凜太郎がそのふたりの間にどう割り込んでくるかも新たな見所となる。そして、前評判通りポールポジション争いは熾烈極まりないものとなった。

 公式予選開始約10分後、まずは久保が1分43秒881、続いて1分43秒643でトップに立つ。その後ろを、元嶋が1分43秒975、近藤が1分44秒648で追う展開。一発の速さには定評のある近藤だが、前日に投入したブレーキパッドのあたりづけがまだ完全には終えられなかったことが響いたようで、ここでは上位2人からやや離された。

 多くのドライバーがタイヤ1セット目でのアタックを終え、ピットに戻ってニュータイヤに交換。そして、残り7分あたりから本当の戦いが始まった。

 先陣を切ったのは元嶋で、アタック1周目に1分43秒920を記録。すぐさま、近藤が1分43秒535で2番手に浮上するも、その間、久保はさらなるタイムアップを狙い、1分43秒421まで縮めていた。その後、元嶋は1分43秒586(3番手)、近藤は1分43秒456(2番手)までタイムを削ってきたが、久保には届かない。
 残り時間は1分を切り、久保の初ポールポジションで決まりかと思われたが、「タイヤのおいしいところはなくなっていましたが、負けられないという気持ちで」最後のアタックに懸けていた元嶋が久保のタイムを0.048秒上回る1分43秒373を叩き出し、第5戦のポールポジションを獲得した。