レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2013.06.02 00:00
更新日: 2018.02.16 16:24

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第4戦 決勝


プレスインフォメーション
2013年6月01日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第4戦 決勝

富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第4戦 決勝を、2013年6月1日(土) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:26℃(スタート時)

 6月1日(土)、午前中に行なわれた予選に続いてポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2013の第4戦決勝が富士スピードウェイで開催された。午後に入り富士スピードウェイに降り注ぐ陽射しの量は少なくなり、気温と路面温度はともに予選より低いコンディションとなった。

 ポールシッターの#78近藤 翼と並んで最前列にマシンをつけるのはスポット参戦の#8松井孝允。#8松井はスーパー耐久でポルシェをドライブした経験はあるとはいえ、予選でポールポジション争いに割って入る走りを披露し、ライバルたちもマークする。

 2連勝中の#12小河 諒が3番グリッド、2戦連続で表彰台に立っている#14川端伸太が4番グリッドで伸び盛りの若い才能がトップ4からのスタートとなった。この4人に経験豊富なドライバー勢がどう絡んでいくのかがレースの焦点となった。

「ザ・ワンメイク祭り」のメインレースとして開催される今回のラウンド、他カテゴリーの参加者からも注目を集めるなか、14台がグリッドに並び弟4戦の火蓋が切って落とされた。

 フロントロウの2台は順当にスタートを切り#78近藤を先頭に、#8松井がイン側から2番手で1コーナーをクリアしていく。その後方ではアクシデントが発生。#7星野 敏と#33Ogino Tetsuoのジェントルマンクラスの予選1位、2位の2台が1コーナーで接触し、コースアウト。#33Oginoは何とかコースに復帰したものの、#7星野はコースサイドにマシンを止めた。

 その直後には、#12小河と#14川端がコカ・コーラ・コーナー手前で激しいクラッシュを喫してしまう。3番手のポジションを争うなかで両車は接触したうえにバリアに激しく当たり、ふたりはその場で戦線離脱を余儀なくされた。このアクシデントにより、レースはセーフティカーが出動する波乱の幕開けとなった。

 セーフティカーはコースサイドのバリアのチェック、路面の清掃のため5周にわたり隊列を先導。レースは#78近藤を先頭に以下、#8松井、#19永井宏明、#32飯田太陽、#25神取彦一郎というポジションで、6周目からリスタートが切られた。

 残り10周のスプリントとなった優勝争いは、#78近藤と#8松井のマッチレースの様相を帯びてくる。コーナーで#8松井が詰めれば、ストレートで#78近藤が突き離す。互いにファステストラップを更新しながらの攻防は、1~1.5秒のギャップを保ちながら終盤に突入する。

 トップ2台が息詰まるような神経戦を展開する一方で、アクションのある攻防が中団では見られた。13番スタート、ジェントルマンクラスの#21高田 匠は1周目で6番手へと大きくポジションアップを果たしていた。#21高田は、チャンピオンクラスの#25神取彦一郎とジェントルマンクラスの#2田島 剛を従えて接戦バトルを繰り広げた。

 しかし、迎えた13周目のセクター2で#21高田はスピンを喫しポジションを下げてしまう。これで3番手#19永井、4番手#32飯田、5番手#10川口に次ぐ6番手に#25神取が浮上した。同時に#2田島がジェントルマンクラスのトップに立ち、波乱に満ちた第4戦はそのままのポジションでチェッカーを迎えた。

 最後まで目が離せない争いとなった#78近藤と#8松井の優勝争いは、ファイナルラップでテール・トゥ・ノーズとなるも#78近藤が逃げ切り、今シーズン2勝目を飾った。ジェントルマンクラスは、トップチェッカーの#2田島に続き、#3江本 玄と#27眞野壮一郎が歓喜のポディウムに立った。

「波乱のレースでしたが、必死で前についていこうと思いました。セーフティカーラン中は、マシンを振りすぎずに、タイヤの横方向のキープを心がけました。それが終盤に活きたと思います。純粋にうれしいです」と#2田島は喜びを語る。

 チャンピオンクラスのウイナー#78近藤は、「松井選手が速くて背後からプレッシャーを感じていました。最後は13コーナーでタイヤがロックしてしまい、危なかった。ポール・トゥ・フィニッシュを決められたよかったです」と接戦の勝利に胸をなでおろした。

 対する#8松井は「めっちゃ悔しいですね」と語る。それでも「クルマに慣れたしファステストラップを獲ることができ、第5戦はポールポジションからスタート。1コーナーまでミスなくいきたい」と、すでに気持ちは明日のレースに切り替わっていた。

 PCCJ第5戦の決勝は、明日6月2日(日)13時25分から15周で争われる。グリッドは第4戦決勝レースのベストラップ順となる。

 第5戦のポールポジションは#8松井が獲得し、2番手#78近藤、3番手19永井、4番手#32飯田、5番手#10川口の順でグリッドに続く。無念のリタイアを喫した#12小河と#14川端は両者とも欠場となる。後方グリッドからのスタートとなる。これまでとは違うスターティンググリッドから、新たなドラマが生まれるかもしれない。

■ 第4戦 決勝レース結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t78\t近藤 翼\tC\tインプロブレーシング\t34'13.703
2\t8\t松井 孝允\tC\t25レーシングXロードサービスGT3\t+0.648
3\t19\t永井 宏明\tC\tナインレーシング\t+7.219
4\t32\t飯田 太陽\tC\tKRM ケーズフロンティアGT3\t+10.230
5\t10\t川口 正敬\tC\tケイシンゲイナー\t+15.357
6\t25\t神取 彦一郎\tC\t25レーシングXチームサムライ\t+26.149
7\t2\t田島 剛\tG\tTAJIMA RACING\t+26.556
8\t3\t江本 玄\tG\tアキラレーシング GT3\t+29.677
9\t27\t眞野 壮一郎\tG\t港成会 ディレクション\t+30.169
10\t21\t高田 匠\tG\tTAKUMI RACING\t+51.521
11\t33\tOgino Tetsuo\tG\tKRM ケーズフロンティアGT3\t1Lap
以上完走
12\t小河 諒\tC\tブライトモータースポーツ\tDNF
14\t川端 伸太朗\tC\tGARMIN PORSCHE\tDNF
7\t星野 敏\tG\tD'station HAI997\tDNF

ベストラップ: チャンピオンクラス #8 松井 孝允 1'44.948 11/15\t
ベストラップ: ジェントルマンクラス #2 田島 剛 1'46.375 7/15

#14 川端 伸太朗 訓戒のペナルティ
#33 Ogino Tetsuo 1周減算のペナルティ


国内レース他 News Ranking

本日のレースクイーン

SUBARU BRZ GT GALS BREEZE
一ノ瀬のこ(いちのせのこ)

国内レース他 Photo Ranking

フォトランキング