第57回マカオGPは、2日目に予定されていた複数のレースイベントで大幅な遅れが出てしまったため、F3の予選2回目とWTCC(世界ツーリングカー選手権)の予選が土曜日の朝に延期されることになった。
この日は、午後2時10分から行われた併催イベントのGTレースでクラッシュが起き、バリアの修復などでレースが1時間以上中断。これにより午後3時から予定されていたF3の予選2回目は、WTCCの予選終了後に行われることが決まった。
しかし、今度はそのWTCCの予選で4度も赤旗が出てしまい、再度スケジュールが遅れた。結局、WTCCの予選もセッション半分のQ1(予選1回目)を終えたところで日没によって打ち切られ、この日の日程を終了。そのため、F3の予選2回目は土曜日の午前8時15分から、WTCCの予選Q2はF3後の午前9時スタートと、それぞれ翌朝に順延されることになった。
なお、途中まで行われたWTCCの予選ではイバン・ミュラー(シボレー・クルーズ)がQ1のトップタイムを記録。日本勢では谷口行規(シボレー・ラセッティ)が18番手、谷口信輝(BMW320si)22番手、加納政樹(BMW320i)は2度目の赤旗原因となるクラッシュで25番手に終わった。
この日の午前中に行われたF3のフリー走行2回目では、バルテッリ・ボッタス(プレマパワー)がトップ。日本勢の最上位は、アレクサンドレ・インペラトーリ(戸田レーシングwith KCMG)の13番手で、国本雄資(トムス)は15番手。関口雄飛(スリーボンドレーシング)19番手、佐藤公哉(モトパークアカデミー)21番手、山内英輝(ハナシマレーシング)23番手、ラファエル・スズキ(トムス)28番手となっている。