TOCHIGI Le Beausset Motorsports
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SUPER FJ
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里見、武村、高橋が激しいバトルを展開。武村はファステストラップで5位。
里見が6位入賞。高橋はデビューレースを11位完走。

スーパーFJ
もてぎ選手権
第6戦
10月26日
ツインリンクもてぎ
4.801km

『とちぎル・ボーセモータースポーツ』が挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズ最終戦となる第6戦が、10月26日にツインリンクもてぎ(栃木県)で、1日で予選・決勝を行う1デーレースとして開催された。今回はシリーズを通して戦った里見乃亜と武村和希に加え、今年フォーミュラアカデミーでトレーニングを積んできた、高橋知己が待望のフォーミュラデビュー。シリーズを戦った2人のドライバーは今シリーズの集大成とするべく、また、高橋は来期へのステップに向けての経験として、今回のレースへと臨んだ。

予選
10月26日(日)
天候/曇り
コース状況/ドライ

 第5戦から約2ヶ月のインターバルを経て行われた第6戦は、もてぎシリーズ最終戦となるレース。前戦の東コースでのレースから、今回は通常のフルコースで行われるレースとなる。このレースウィークは金曜日から練習を開始。気候はすっかり秋へとかわり、曇り空の涼しいコンデションで、予選を迎えた。

 武村は、コースオープンと同時にコースイン、クリアラップを取るべく、最初からペースをあげて先頭に出てアタックを開始し、6周目に2分4秒台に入れ、毎周ベストタイムを塗り替え、9周目に2分4秒012とベストタイムを更新し5番手となる。里見も中段から間隔を開けてペースを上げていくと6周目に4秒台に入れアタックを続けていき、最終ラップのアタックで4秒050のベストラップを記録し、武村にならぶ3列目6番手。高橋はコースを確かめながら徐々にタイムを詰めていき、6周目に6秒470を記録して11番手より決勝へと臨むこととなった。

決勝
10月26日(日)
天候/曇り
コース状況/ドライ

 予選から約4時間後に迎えた決勝は10周のレース。インターバルの間に、にわか雨も降り決勝での天候も心配されたが、なんとか持ちこたえ薄日も見える中のドライコンディションでスタートがきられた。

 武村は、スタートで出遅れ1コーナーまでに3つポジションを落として8番手。里見も滑り出しは良く武村をかわすが、好スタートの後方2台が前に出るかたちとなり7番手で1コーナーを通過。高橋も1コーナーでの混戦をうまく抜けるかたちで9番手。続く4コーナーでミスして失速するマシンを里見と武村が抜いてオープニングラップは、里見6番手、武村7番手、高橋9番手からレースを開始していく。4番手から後方はトップを追いかけるべく一段となってバトルを展開。里見は4周目のS字進入で前車をパスして5番手にアップ。武村もペースを上げ6周目の90度コーナーでアウトから抜いて6番手に。高橋は9番手を先頭とし順位を入れ替えながら激しいバトルを展開していく。

 里見、武村は毎周ベストラップを塗り替える攻めの走りで前を追いかけ続け、武村は8周目にこのレースでのファステストラップを記録。4番手争いは最終ラップの1コーナーに向かうと、スリップストリームから抜けだした里見が前車のインに飛び込むが、ブレーキング争いの中、前車と里見がアウト側に膨らんだところのインに武村が飛び込み抜きにかかると、前車のリアタイヤと武村のフロントウイングが接触。武村はウイングを痛めるが何とか持ちこたえ5番手に。里見はアウトに膨らみタイヤカスを拾いグリップの落ちた状況で、フロントウイングを痛めて不安定な状況の武村を攻めるが、武村が抑えきって5番手、里見が6番手でチェッカー。高橋も終盤にターゲットタイムとしていた5秒台の自己ベストタイムを更新するかたちでレースを展開し、11番手でチェッカーとなった。

チーム監督
坪松忠雄 Tadao Tsubomatsu
COMMENT
予選では、里見も武村も区間タイムのベストをつなげば、ポールポジションを狙える速さをもっているので、ベストタイムを出す狙った1周をまとめることが必要だった。里見は、スピード的に厳しい中にも、攻めて前車を抜くなど、前戦同様の積極的なレースを見せていただけに、最後のミスはもったいなかった。武村も、ファステストラップを記録する速さを身につけているだけに、序盤の混戦時の戦い方を克服すれば優勝も狙える。高橋は、走るたびにパフォーマンスを上げ、レースでは予選を上回る自己ベストを出すなど、このレースでまた成長できたと思う。シーズン最後の日本一決定戦を戦う里見と武村には、今シーズンの集大成となるべくワンツーフィニッシュを期待している。

Driver
里見乃亜 Noa Satomi
COMMENT
予選では、各区間のベストタイムをつなげられれば、ポールポジションのタイムだったので、1ラップをまとめきれずもったいない事をしました。決勝レースも調子が悪いということではなかったのですが、うまくペースを上げることができない中、一つ一つ前車を攻略して4番手まで捕えるところまで行ったのですが…最後の1コーナーのオーバーランはシフトミスで、前車も抜く事もできず、武村くんに抜かれてしまいました。今シーズン最後の日本一決定戦は、今回出た課題を克服して、優勝を目指します。

Driver
武村和希 Kazuki Takemura
COMMENT
予選のベストタイムは、前車のスリップストリームを使えて、うまくタイムを出せたのですが、1周をまとめることができず、トップには届きませんでした。決勝はスタートで失敗してしまい、3台に抜かれたあとの混戦にのまれ、バトルの中でタイムアップすることができず、早い段階でスピードを見せることができなかったことが反省点です。レースが落ち着いたところでは、ファステストラップを出せるまで速さを発揮できたので、次の日本一決定戦は予選の1周をまとめること、決勝でもスタート直後から自分の速いペースを発揮できるようにして、優勝を目指します。

Driver
高橋知己 Tomoki Takahashi
COMMENT
デビューレースなので、最初からガンガン行きたかったのですが、スピードが足りず思うようなかたちにはもっていけませんでした。スタートで9番手まで上がって、序盤は後続を抑えることも出来ていたのですが、上位陣のペースについていけず、9番手争いの中で順位を入れ替えるかたちのバトルとなったのですが、その中でも抜くこともできましたし、目標としていた自己ベストも出せたので良い部分も出せたと思います。今回出た課題を克服して、次には上位争いができるようにしていきます。

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