トヨタ自動車は15日、今季のモータースポーツ活動計画を発表したが、この中で5月13日からドイツ・ニュルブルクリンクで行われるニュルブルクリンク24時間耐久レースに、昨年発表されたレクサスLFAを2台投入、脇阪寿一、大嶋和也らGTドライバーが駆ると明らかにした。
トヨタ/レクサスでは、GAZOO Racingとしてすでに4回このニュルブルクリンク24時間レースに参戦しており、LF-A、そしてLFAとしての参戦は今年で3回目となる。昨年は“モリゾウ”こと豊田章男トヨタ自動車社長もドライブし、注目を浴びた。
今年もニュルに挑戦することとなったLFAは、昨年の東京モーターショーで発表された市販車同様のボディスタイルを持ち、アグレッシブな印象。チーム体制は、成瀬弘トヨタマスターテストドライバーが監督に就任、昨年までの木下隆之、飯田章、アーミン・ハーネ、ヨッヘン・クランバッハ、そしてアンドレ・ロッテラーに加え、脇阪寿一、大嶋和也のふたりのスーパーGTドライバーが加入した。
今回の挑戦でも社員がメカニックを担当するとのことで、トヨタでは「GAZOO Racing活動の一環として、過酷なモータースポーツにチャレンジすることを通じ、クルマを鍛えるとともに、『走りの味』のあるいいクルマづくりに向けた人材育成にも活用する」と参戦の意義を語っている。