JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPは24日、グッドスマイル・レジェンドカップの決勝レースが行われ、予選でトップタイムをマークするもペナルティ(!?)で21番グリッドに沈んだ片山右京/谷口信輝組GSRの82号車初音ミク コウベトヨペット86が追い上げを見せて優勝を飾った。

 JAF GPとともに今年で4回目を迎えるレジェンドカップは、日本を代表する名ドライバーたちがガチンコバトルを繰り広げるエキジビションレース。名ドライバーらによるファン垂涎のバトルが展開されるほか、違反があった場合には「晩御飯抜き」や「修理代自腹」、「場内清掃」など一風変わったペナルティが下されることでも知られている。

 今年は、GAZOO Racing 86/BRZ Raceのトヨタ86/スバルBRZが使用され、レジェンドドライバーたちは86/BRZ Race参戦ドライバーらとペアを組んで戦うというスタイルで開催。また特別枠として星野一義&星野一樹、柳田春人&柳田真孝、中嶋悟&中嶋一貴、黒澤元治&黒澤翼の親子ペアと、スバルの辰己英治総監督&山野哲也というペアも参戦している。

 スタートでは、1コーナーでは大きな波乱は置きなかったものの、ジャンプスタートがあったとして星野一樹に「父からの訓戒処分」のペナルティが下されてしまう。また、同じくジャンプスタートにより関谷正徳/塚本奈々美組773号車、近藤真彦/羽根幸浩組の17号車には「腕立て30回」が課された。

 ただ、今回はペアドライバーらがファーストスティントを担当したことに加え、「接触したら失格」という厳しいペナルティが事前に通知されていたこともあってか、スタート以降しばらくはクリーンなバトルが展開された。

 上位では、後半に土屋圭市が控える34号車や鈴木亜久里が控える557号車、見崎清志と組む長渕蓮がドライブする69号車が首位争いを展開。4周目にはそこに谷口も絡んでいき、接触こそないもののかなりの接近戦に。バトルを制して首位に躍り出た谷口は、6周目に右京にステアリングを託す。

 その後も各マシンともそれぞれのタイミングでピットインを行い、続々とレジェンドドライバー達がコースイン。9周目までにはほとんどのマシンがドライバー交代を済ませ、レジェンドたちがバトルを展開した。そんな中、関谷正徳と黒澤元治がわずかに接触。「関谷さん 元さん 当たってます」とのアナウンスのもと“終了のペナルティ”になってしまう。

 上位では、実質的な首位でコースに出た右京が、後方から迫る鈴木亜久里から逃げ切りトップでチェッカー。喜びの右京がヘアピンでドーナッツターンを披露するも「冠スポンサーのためセーフ」という大人の裁定(!?)によりお咎め無し。無事に優勝を飾った。
 2位は亜久里/大西隆生組、3位にはポールポジションを獲得した黒澤琢弥/吉本明組が入った。土屋圭市/松原怜史組が4位につけ、中嶋悟/中嶋一貴の親子ペアが5位を獲得した。

 なお、、星野一義、長谷見昌弘、鮒子田寛には、ピットレーン出口のスピード違反のため「3600秒の加算ペナルティ」が下されている。

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