2月20〜21日にツインリンクもてぎ北ショートコースで開催のレンタルカートフェスティバル。21日のレンタルカートクラスを#38DES SPEED オカモS@OMKLが優勝し、大井松田カートランドから出場のチームが両日のレースで勝利を収めた。20、21日の優勝チームはともにオートスポーツ東日本スポーツカートシリーズにGT2クラスで参戦するなど、ASシリーズ出場選手が多く活躍している。
レンタルカートフェスティバルは、各サーキットから選抜されたチームによる年に1度のレースでレンタルカートの全国大会的な位置づけとなっている。
20日はマシンへの改造が許されるスーパーレンタルカートクラス(SRKクラス)の4時間レース、21日は各サーキットのレンタルカート車両によって争う5時間のレンタルカートクラス(RKクラス)が開催された。
21日のRKクラスには、オートスポーツスポーツカートシリーズに出場した選手によって構成されるチーム20組を含む49チームがエントリー。1台がスタートせずにレースは48で争われることになった。
スタートはアクシデントなく切られ、序盤戦は#33ReeBAL Cafe GP、#38DES SPEED オカモS@OMKL、#40ミストラルウインズ@OMKL、#1Pink Bull Racing、#31GAOMoGReeN、#30三好かんぱに〜がトップ6を形成。
RKクラスのレースでは、サーキットの所有マシンの仕様により燃料給油可能量が決められ、軽量でスピードのあるフレームを使用するチームには1回2リッターの給油しか許されないのに対して、レンタル専用の重量があるフレームを使用するチームは4リッターの給油が可能。
この燃料補給量とスピードの兼ね合い、そしてセーフティーカーのタイミングをうまく利用しての給油ができるかが、勝負の分かれ目となる。
この日のレースでは終盤、#39DES SPEED オカモB@OMKLが不運のガス欠。序盤から中盤にかけてトップ10圏内につけていた#39だったが、レース終了1時間前、セーフティーカーが導入されたその周に燃料切れからコース脇にストップ。
あとガソリンが半周分もっていれば、完璧なタイミングでピットインできたはずだったが、不運にもこのセーフティーカーの導入中に、他の車両と一緒に回収されることとなってしまった。結局、#39は20位でレースを終える。
このレース残り1時間のところからレースが動き出し、特に2番手争いが激化。トップを行く#38と同一周回まで戻そうとスパートかける1周遅れの#48週刊AUTO SPORTく連隊ooi特集と、その背後に着ける#40が一進一退の攻防を展開する。
ラップ遅れをうまく使った#40は2番手に浮上すると、周回遅れを抜きあぐねる#48をどんどんと引き離し2位でチェッカー。この2台と優勝した#38が同一周回でフィニッシュした。
続いて、#29T'z Project、#31、#37DES SPEED オカモA@OMKLが4〜6位、#35AUTOSPORT G-PAN+(プラス)が9位、#32スーパーマモルブラザーズが10位。
大井松田カートランドからのエントリーでこの大会で優勝したの5回目の本大会が初。初の優勝を両クラス制覇というベストな形で飾ることとなった。