30日、Jリーグ1部第16節・川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸の試合が行われている等々力陸上競技場で、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦する中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)と塚越広大(DOCOMO DANDELION)が試合前にデモランを行った。

 このイベントは、フロンターレの“F”、フォーミュラ・ニッポンの“F”、第4戦が開催される富士スピードウェイの“F”……とFつながりが多く、また一貴、塚越ともフロンターレ同様プーマがサプライヤーを務めるなど、協力点が多いところから実現したもの。

 川崎市制記念試合として行われたこの日の川崎対神戸戦。試合開始前から、等々力陸上競技場そばに毎戦設けられている“フロンパーク”にフォーミュラ・ニッポンのブースが設置され、2008年まで使用されていたFN06・ホンダを展示。フロンターレサポーターをはじめ、ヴィッセルサポーターも会場を訪れ、生のフォーミュラカーの迫力を楽しむことに。子どもたちはコクピット試乗も楽しめたため、多くの家族連れが詰めかけた。

 一方、競技場内には特設のピットが用意され、PETRONAS TOM'SとDOCOMO DANDELIONのクルーによりFN09が2台持ち込まれた。サッカー好きとして知られる一貴、そして一貴と同じチームでフットサルを楽しんでいる塚越も、リラックスした様子で試合開始前の雰囲気を楽しんでいた。

 そして、試合開始が近づくとともに、阿部孝夫川崎市長の挨拶に続いていよいよフォーミュラ・ニッポンマシンが登場。一貴、塚越と少し間隔を開けて、等々力陸上競技場の陸上トラックに姿を現した。まず一貴のエンジンがかかり、トヨタRV8Kエンジンがうなりを上げると、スタジアム中のファンから「おおっ!」と歓声が上がった。

 一貴と塚越は、決して陸上トラックに傷を付けないよう慎重に、かつフォーミュラらしい速度でトラックを2周。オーバーテイクランプを光らせ、手を振りながら周回を重ねると、フロンターレサポーターはウエーブで応え、等々力は大盛況となった。

 走行を終えたふたりは、フロンターレカラーのブルーのチェッカーフラッグを持つサポーターが待つ場所にマシンを止め、大歓声に応えることに。続いて中嶋悟日本レースプロモーション会長とともにスタンドのファンに挨拶すると、フロンターレサポーターからは「中嶋!」「塚越!」「フォーミュラ・ニッポン!」とチャントが送られた。

 最後にふたりと中嶋悟会長は、選手入場とともに両チームの選手、審判団に花束を贈呈し、無事大役を終えることに。一貴は「本当に楽しむことができました。こういうことを実現できるフロンターレさんはすごいと思います」と感想を述べた。また、塚越も「めったにできない体験をできた」と興奮の様子だった。

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