ARTA Projectレースレポート

第3戦 セパン 決勝レポート(GT300)
灼熱のセパンでCR-Z GT初優勝!

 昨日のQ1、Q2で圧倒的な速さでポールポジションを決めたARTA CR-Z GTは、優勝を手中に収める為に午前のセッションでは決勝に向けた調整を行った。

 スタートドライバーを務めた高木真一は、前回の富士ではフォーメーションラップ中にスピンを喫してしまったが、今回は慎重にタイヤを温めスタートを切った。同じCR-Z GTの16号車がスタート直後の1コーナーで並び掛けた。高木は冷静にラインを走行し、ポジションをキープして周回を重ねた。高木はタイヤの状態をピットに伝えながら、次のスティントの戦略を考えていた。

 先にピットインをした16号車がリアタイヤのみ交換したのを見て、ピットから高木に無線が飛んだ。ここで高木はリアタイヤのみの交換をしても大丈夫である事を伝え、23周目に高木をピットに入れ、チームはリアタイヤのみ交換してピットストップの時間を短くしようとした。しかし、エンジンのスターターにトラブルがあり、なかなかエンジンがかからずタイムロスしてしまった。

 そのため、代わった小林崇志がコースインした時には、16号車はすでに1コーナーに。コースに復帰した時のポジションは8番手。次々にルーティンのピットインをするチームがいたので、29周目には2番手までポジションを上げて、16号車との一騎打ちとなった。ペースはARTA CR-Z GTの方が少し速く、38周目には16号車の直後につける。間合いをとっていた小林は、41周目の1コーナーで16号車のインを差してトップに立った。小林は集中力を切らす事無く、トップを快走し初優勝を果たした。ARTAにとって久しぶりのこの優勝は、CR-Z GTとしての初優勝であると同時に、ブリヂストンがGT300に参戦して初めての優勝となる記念すべきレースとなった。

鈴木亜久里監督のコメント
「ARTAにとって久しぶりの優勝だったけど、CR-Z GTにとって初めての優勝だった事とブリヂストンも初優勝だったのがウチのチームであった事が凄く嬉しい。レース中は細かいトラブルも一杯あったんだけど、なんとか乗り切って優勝出来たのはチームとドライバーのおかげ。彼らに感謝したいね」

星学文エンジニアのコメント
「トラブル続きで簡単には勝てなかったですが、最後はなんとか帳尻りを合わせる事が出来て勝てました。小林もトラブルが多かった割には上手く走ってくれて本当に良かったです」

高木真一のコメント選手のコメント
「マシンはタイヤ2本交換に合わせてセットしていたので、後半はうまくバランスが取れたと思います。小林も上手く走ってくれてなんとか優勝出来ました」

小林崇志選手のコメント
「昨日から凄く流れが良くて、高木さんもトップで僕に引き継いでくれてなんとか優勝出来ました。ピットストップで上手くエンジンがかからずタイムロスしてしまい、順位を落としてしまいました。しかしマシンバランスが非常に良くて、途中タイヤを労わる余裕も無く、プッシュし続けました。ずっと攻め続けないと速く走れない状況だったので、苦しいレースでしたが、優勝出来て本当に良かったです。今まで支えて下さった皆さまに感謝したいです」

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