フォーミュラ・ニッポンに参戦するTEAM無限は14日、今シーズン終盤の第6戦SUGOからインディカードライバーの佐藤琢磨を加えた2台体制で臨むことを明らかにした。
TEAM無限を運営するM-TECによれば、現在、山本尚貴の一台体制で参戦しているチームに第6戦スポーツランドSUGOから佐藤琢磨が加わり、第7戦鈴鹿と富士のJAF GPの計3戦に2台体制で臨むという。琢磨のカーナンバーは15となる。
琢磨は今年2月に行われたホンダの体制発表会で今季のインディカーに加えて、フォーミュラ・ニッポンへのスポット参戦を発表。3月に鈴鹿サーキットで行われた「50周年ファン感謝デー」のエキシビションレース「フォーミュラ・ニッポン ラウンド0」でFN09マシンを初めてドライブしたほか、その翌日にはシリーズの公式合同テストにもTEAM無限から参加している。
琢磨との2台体制が予定されている第6戦SUGOは、インディカー最終戦の翌週にあたるため、イレギュラーな事態が発生しない限りは琢磨の参戦は可能。ただ、日程的にもタイトなスケジュールになるため、インディカーを優先するTEAM無限は、状況により琢磨が出走しない場合もあるとしている。
なお、鈴鹿サーキットはこの発表を受け、参戦決定に伴う佐藤琢磨ファンチケットやプレミアムラウンジの発売予定を明らかにした。琢磨が鈴鹿の公式戦に出場するのは、2006年のF1日本グランプリ以来、実に6年ぶりとなる。