WEC第7戦富士の併催レースとして開催されている全日本F3第14戦・第15戦は13日、予選が行われ第14戦でクラスポール、第15戦で全体のポールポジションを獲得した佐々木大樹(NDDP RACING)が、2012年の全日本F3・Nクラスのチャンピオンを獲得した。
今回、WEC世界耐久選手権第7戦との併催として開催されている全日本F3の今季最終ラウンド。すでに平川亮(広島トヨペットF312)がチャンピオンを決めているとは言え、Nクラスではまだタイトルが決まっておらず、緊張感漂う中で第14戦・第15戦の予選がスタートした。
前日の走行から好調なのは、Nクラスチャンピオンに王手をかけている佐々木大樹(NDDP RACING)。全体でもトップを争うタイムを金曜日からマークしてきており、この予選でも序盤から好調なタイムをマークし続けた。
第14戦の予選については、SUGO戦で3連勝を飾った中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)がポールを獲得。2番手には佐々木がつけることとなったが、これで佐々木がNクラスのポールポジションを決めたため、ポールシッターに与えられる1ポイントを獲得。この後ランキング2位につける平峰一貴(HFDP RACING F307)がフルポイントを獲得しても、佐々木が勝利数で上回ることになったため、佐々木の全日本F3・Nクラスチャンピオンが第14戦予選で決まることとなった。
勢いに乗る佐々木は、続く第15戦の予選で1分36秒138というタイムをマーク。このタイムは他のマシンがチェッカーまで上回ることはなく、佐々木が第15戦で全体のポールポジションを決めることに。2番手は中山雄一、3番手には平川亮(広島トヨペットF312)が続くこととなった。
