全日本F3選手権は15日、今週末に最終戦を迎えるスポーツランドSUGOで、木曜専有走行が行われ、ニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイムをマークした。F3-Nでは小河諒(KeePer TOM'S F306)が首位となった。
今年もチャンピオン争いが最終戦までもつれ、さらにトップの2台は同ポイントと昨年以上に熾烈な展開となった全日本F3選手権。通常は金曜から走行が行われるが、最終戦となる今回は木曜日の午後2時から2時間の走行がドライコンディションで行われた。
この日の走行は終盤に赤旗中断が入ったものの、現在シリーズランキング首位タイのキャシディが唯一の1分13秒875というタイムで幸先のいいスタート。2番手にはランキング3位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)がつけ、3番手には福住仁嶺(HFDP RACING F312)。今大会スポット参戦となる関口雄飛(B-Max Racing F312)が1分14秒346で4番手、キャシディと同ポイントでランキング首位となる山下健太(PETRONAS TOM'S F312)がトップからコンマ5秒差の5番手となった。
F3-Nでは、すでにチャンピオンを決めている小河がトップタイムをマーク。2番手には三浦愛(EXEDY RACING F307)、3番手にDRAGON(B-MAX RACING F308)と続いた。
16日の走行は午前と午後に1時間半ずつ合計3時間の走行が行われる。