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国内レース他ニュース

投稿日: 2013.04.13 00:00
更新日: 2018.02.16 15:26

全日本F3第1戦 決勝上位ドライバーコメント


全日本F3選手権
第1戦
決勝上位ドライバーコメント

■優勝:勝田貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「予選でクルマを壊してしまったのですが、決勝レースまでにチームの皆さんがクルマを万全の状態に戻してくれました。だからあとは自分の問題だけと思ってスタートに集中しましたが、イメージ通りのスタートが切れて、中山選手の加速も鈍かったので前に出ることができました。あとは集中して、ミスだけはしないようにと走っていて、2回ほど追いつかれた場面もありましたが、スタートでトップに出て最後まで抑え切れたことは本当に良かったです。トムスはプロフェッショナルなチームですから、クルマに対する不安はひとつもありませんでしたし、エンジンは新しいですが車両のセッティングの部分は煮詰められていると思うので、ドライバーとしても安心して走れる状態です。それが、合同テストからずっとチームで1-2を獲れていることにつながっていると思います。明日はレースも長いですし、また簡単にスタートで前に出られるようなレースにはならないと思いますが、しっかり集中して結果を残せるよう完走を第一に経験が詰めるよう、落ち着いて戦いたいと思います」

■2位:中山雄一
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「僕自身がポールポジションを獲れて、チームが他のマシンに大きなギャップをつけて1-2でスタートできたのは、新型エンジンになってシーズンオフに大きなトラブルなく順調にテストを消化できたことが大きいのではと思います。スタートは、新型エンジンでパワーが上がった分、ホイールスピンを気にしすぎてしまって(逆に)回転が落ち、ストール気味になってしまいました。レースペースは悪くなかったので勝田選手に追いつけたのですが、真後ろに着くとダウンフォースが抜けて、うまく戦えませんでした。スプーンでコースアウトしてしまいましたが、あれも予想以上にダウンフォースが抜けてしまって挙動を乱してしまったためです。明日もポールポジションからのスタートですが、ミスした部分を修正すれば問題なくレースができると思います。すべてはスタートにかかっていると思います」

■3位:清原章太
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
「スタートで出遅れてしまってチームメイトに逆転されてしまいましたが、レース中盤から後半にかけて、相手のタイムが落ちてきたので抜き返すことができました。表彰台に上がれてホッとしている部分もありますが、勝ったわけではないし、勝てるような状況にできるよう、最大限の努力をしていきたいです。予選も含めて、上の2台が速いですが、僕自身F3のクルマに慣れていないというのもありますし、スタートやレース中の走り、タイヤマネージメントなど、予選のタイムアップにつながる課題もたくさん残っているので、明日もそれを克服できるよう頑張ります」

■4位:松下信治
(HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
「スタートでは上手く行けば1台は抜けると思っていましたが、結果的に2台をかわすことができました。ただ、タイヤのマネージメントや自分のミスもあって、安定したペースで走れませんでした。クルマのセッティングと自分の走り方が合っていなくて、タイヤを痛めてしまうドライビングになっていたので摩耗も早く、結果的に自分のミスも多くなってしまいました。明日は今日よりもレース距離が長いので、自分の走りをしっかりとアジャストして頑張ります」

■7位(N-1位):高星明誠
F3-Nクラス
(NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス3S-GE)
「昨日からクルマの調子は良く、クラス2番手に1秒弱の差をつけていましたが、予選でも同じくらいの差をつけられたので良かったです。決勝ではスタートでエンジンストール気味になってしまって順位を落としましたが、僕のほうがペースは速いと思ったので気負うことなく走れて、2周目の1コーナーで順位を取り返すことができました。そのあとは自分のペースを取り戻しましたが、ポジションをキープすることと、2番手との差を1周1秒近く離していこうという意識を持って走りました。明日のレースでは、今日ミスしたスタートをしっかりと決めて、自分の持っている力をすべて出し切ってまた優勝したいです」

■8位(N-2位):ナニン・インドラ・パユーング
F3-Nクラス
(TOM'S SPIRIT/Car.No38/PTT SPIRIT F307/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「金曜日の走りはじめから考えて、ここまででベストの走りができたと思います。FCJとF3ではタイヤのグリップもエンジンパワーも、スピードも全然違うので、ここまでいろんな勉強ができました。予選では1周ずつしかアタックできず、満足に走ることができませんでしたが、レースではスタートでフライングもせず、リタイアもしませんでした。それがとても嬉しいです。トップのマシンとはラップタイムに差があったので、バトルになるとは思っていなかったし、自分のベストを尽くすだけだと考えていました。一番大切なのは、フライングしないこととリタイアしないことです。明日は僕にとって2度目のF3レース。走行距離を稼ぐためにも走りきることが大事ですし、フェアなレースをしたいですね」

■9位(N-3位):DRAGON
F3-Nクラス
(B-MAX ENGINEERING/Car.No30/B-MAX・F306/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「初めての表彰台に、感無量です(笑)。完走することがどれだけ大事かを感じたレースになりました。実は予選セッションでミスをしてタイヤを痛めてしまっていたので、今日と明日の2レースを同じタイヤで走らなければならない状況になってしまいました。グリッドも一番後ろだったので、できるだけタイヤをセーブするようアドバイザーからも言われていて、自分のペースで走ればいいかなと思っていました。明日も同じように表彰台に上がれたらいいですが、できるかどうかは神様に聞いてください(笑)。でも頑張ります」


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