全日本F3第10戦は鈴鹿サーキットで決勝レースが行われ、マーカス・エリクソン(PETRONAS TOM'S F308)がポール・トゥ・ウインを飾った。2位は井口卓人(PETRONAS TOM'S F308)、3位は嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)が初めての表彰台を獲得した。

 薄く雲がかかりながらも、晴れ模様で迎えた全日本F3第10戦。スタートでは、2番手スタートの国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)がややストール気味になり、大きく遅れてしまう。一方、ポールスタートのエリクソンはスタートを決め、井口、嵯峨がそれに続く。

 遅れた国本はNクラスのマシンをかきわけるように前を追うが、5番手を走っていた岩崎祐貴(イワサキインダストリーF308)とのバトルに時間を取られ、その間に上位の間隔が広がってしまう。国本は11周目の1コーナーでケイ・コッツォリーノ(TODA FIGHTEX)をパス。その後国本はジワジワと3番手を走る嵯峨との差を詰めていくが、嵯峨が0.1秒差で凌ぎきり、参戦5年目でF3初の表彰台を獲得した。

 トップのエリクソンは、最後まで2番手井口との差をコントロール、完璧なポール・トゥ・フィニッシュを飾った。2位はレースのほとんどが単独走行となった井口が入っている。エリクソンはランキングで国本に追いつくこととなっている。

 Nクラスはトップでスタートした山本尚貴(HFDP)が、スタートで佐藤公哉(NDDP EBBRO)にかわされるが、すぐに逆転しそのまま優勝。2位は佐藤となった。3番手争いは千代勝正(NDDP EBBRO)と、序盤遅れ、後方から追い上げてきた小林崇志(HFDP)のバトルとなったが、16周目の1コーナーでアウトから小林に並びかけた千代がスピン。小林が3位を獲得することとなった。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
クイーンズエンジェルス
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円