全日本F3選手権 第15戦 決勝上位ドライバーコメント
■優勝:中山 雄一
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/トヨタ1AZ-FE)
「佐々木選手が4番手になったので繰り上がり、今日のレースもポールポジションからのスタートになりました。今日も昨日同様、スタートを決めることが出来ましたし、その後のペースも良かったと思います。朝の決勝でしたし、WECが走った後でコンディションが変化するのでは、と思っていましたが、グリッドへの試走のときにバランスが悪くなかったので、このままセッティングを修正せずスタートしようということになりました。予想通り、決勝でも良いバランスで走りきり、優勝することが出来ました。今年ニューマシンになって、序盤から中盤にかけてはセットアップと自分のドライビングの双方で苦労した部分はありましたが、後半には自分のドライビングを変え、それにつれてマシンもうまく行くようになってきて、その結果が終盤の5連勝につながったと思います。有終の美を飾ることが出来て良かったですね」
■2位:ラファエル・スズキ
(TODA RACING/Car.No2/MAD CROC TODA F308/ホンダ MF204C)
「今日は昨日よりはちょっとスタートが良かったかな(笑)。昨日はストールしてしまったからね。しかし、スタートしてから数周は少しタイヤのグリップに苦しんだ。5〜6周あたりでかなりタイヤが温まって来た感じでパフォーマンスも良くなったし、その状況でなら前の中山選手と戦えるくらいの力があったと思うけれど、残念ながらその時点で既に大きなギャップが中山選手との間に出来てしまっていて、結局最後まで彼に仕掛けることは出来なかったね。しかし、この1年を通じてチームは良い仕事をしてくれたし、F308
というクルマでハンデがありながら、何度か表彰台にも立つことが出来た。F312の方がニュータイヤのウォームアップが早いのか、いつも予選で苦戦してしまっていたけれど、今週末はその課題も少し改善出来たと思う。その甲斐あっての今回の2位表彰台だったと思うし、2年前のように優勝することはかなわなかったけれど、全体を通じて良いシーズンを送ることが出来たんじゃないかな」
■3位:平川 亮
(RSセリザワ/Car.No4/広島トヨペットF312/トヨタ1AZ-FE)
「今日はスタートを失敗してしまい、ポジションを落としてしまったのですが、それをすぐに抜き返そうとしてオーバーランして4番手に後退してしまいました。その後、前にいた山内選手のミスもあって3番手に浮上することが出来ましたが、そこから2番手のスズキ選手を追ったものの、なかなかペースが上がらなくて。ただ、昨日よりはすごくクルマの状態が良くなって来ていたので、マカオGPに向けても良いレースになったんじゃないかと思います。マカオGPに関しては走ってみないと分からないですが、日本のF3のレベルの高さをアピールすることが出来たら良いですね。F-BMWで一度マカオを走りましたが、面白いコースだと思ったもののあまり周回出来なかったので……。F3ではF-BMWよりもスピード差があると思いますし、そのあたりを感じながら走りたいと思います。お世話になっている芹沢代表のためにも、勝てるようにベストを尽くしたいですね」
■6位(N-1位):佐々木 大樹 F3-Nクラス
(NDDP RACING/Car.No23/NDDP RACING)
「スタートに懸けていて、F312勢を出だしで抜くことが出来ればとかなり攻めたスタートをしてみたのですが、少しクラッチミートでミスしてストールしてしまって。それで最後尾まで落ちてしまったんですが、その後はもう最後までプッシュ、プッシュで。最後までタイムが良かったですし、8台ぐらい抜いて行ったのですが、早く抜いて行かないと、F3-Nトップの平峰選手がどんどん先に行ってしまうので頑張って、少しでも隙があったら抜いて行って。その結果、平峰においついてF3-Nクラスのトップまで戻ってこられたことで、スタートではミスしてしまいましたが、良いレースが出来たようには思います。今年で3年目のシーズンのチャンスをいただいたことで、自分のレベルを上げることが出来、今日のようにスタートでミスをしても勝てるという強さを身につけられたと思うので、本当に良いシーズンを過ごせたと感謝しています」
■7位(N-2位):平峰 一貴 F3-Nクラス
(HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING F307/トヨタトムス3S-GE)
「佐々木選手がストールしたのは見えたので、うまく避けて前に出ることが出来たんですが、その後のペースは思ったようには上げられず、結果的に佐々木選手に抜かれて2位になってしまいました。僕のミスでタイムを落としてしまうことがあったので、それがかなり近づかれてしまう要因になったんじゃないかと思います。スタートでは佐々木選手だけではなく、目の前のブラッドレー選手もストールしていたので、出来れば抵抗にならないように真っすぐスタートしたかったのですが、ちゃんと避け切れてクラッシュもなく最後まで走り切れたことは良かったです。今年1年、HFDP RACINGで走らせて頂いて田中監督はじめ、金石代表には本当に感謝しています。1年走って来た中で、課題もたくさんありますし、自分の実力がまだまだだという気持ちはありますが、悔いはありません」
■8位(N-3位):蒲生尚弥 F3-Nクラス
(SGC by KCMG/Car.No19/KCMG/トヨタトムス3S-GE)
「昨日の予選がちょっと上手く行かないところがあって、あまり良いグリッドではなかったんですが、スタートが凄く決まって1周目にかなり順位を上げることが出来ました。そこからはトップを狙っていったんですが、昨日レース終盤にかなりオーバーステアで辛かったので、その対策を施していたのが少し行き過ぎていた部分があり、前半はペースを上げることが出来なくて。それで前とは話されてしまったんですが、逆に後半はそれほどタイムが落ちることなく走り切ることが出来たので、良いレースだったと思います。F305〜307世代のF3-Nクラスのマシンはかなり煮詰まっているのですが、それに比べて僕が今回乗ったF308のF3-Nはまだ初年度なので少し差があるようには思いましたが、これからテストなどをして走り込めば必ずF308の良さが出て来ると思いますし、これからももしチャンスがあれば乗せて頂きたいですね」
