全日本F3選手権第3戦は、富士スピードウェイで15周の決勝レースが行われ、予選4番手からスタートした関口雄飛(B-MAX F308)が優勝。2位に安田裕信(ThreeBond)、3位に蒲生尚弥(PETRONAS TOM'S F308)が入った。Nクラスは中山雄一(TDP SPIRIT F306)がF3初優勝を飾っている。
午前中の激しい雨があがり、路面がウエットからドライに変わるタイミングで全日本F3第3戦がスタート。絶妙なスタートダッシュを決めた蒲生だったが、安田、そして2番手に浮上した関口に抑えられ1周目を終える。
その後、周を重ねるごとに2番手関口がトップ安田との差を縮めていく。そして12周目の終盤、安田がバランスを崩した隙を関口がすかさずつき、関口がトップに踊り出る。そのまま関口がチェッカーを受け、昨年果たすことのできなかった優勝をもぎ取った。
Nクラスでは、1コーナーでクラストップスタートの中山雄一(TDP SPIRIT F306)が安定した走りでクラス優勝。クラス4番手スタートだった野尻智紀(HFDP RACING F307)は1周目から順位を上げてクラス2位に入った。3位には千代勝正がつけた。
明日の第5戦は、この第3戦のベストタイム順でスタート。1分39秒922を出した関口がポール、2番手安田、3番手蒲生という結果になっている。
