全日本F3選手権は11日、富士スピードウェイで第14戦の決勝レースが行われ、最終ラップの激しいバトルの末、1000分の7秒差で首位を守った勝田貴元(PETRONAS TOM’S F312)が優勝。また、シリーズランキング首位の松下信治(HFDP RACING F312)が5位に入り、見事今季のチャンピオンを獲得した。F3-Nクラスでも、優勝した小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が今季チャンピオンの座を獲得している。

 いよいよ今季最終ラウンドを迎えた全日本F3。富士スピードウェイで10日~12日に開催されているWEC世界耐久選手権第5戦との併催となったこのラウンドには、ダン・ウエルズ(TDC F314 with DWI)、三浦勝(アルボルアルデアCMS306)がスポット参戦し、17台で争われる。

 午前の予選を終えた後に行われた第14戦の決勝も、薄曇りのもとで展開。スタートでは、勝田と山下健太(PETRONAS TOM’S F314)のトムス勢がポールポジションの佐々木を捉えて先行。佐々木は3番手に順位を落とすことに。4番手に高星明誠(B-MAX NDDP F312)、5番手に松下と続いていく。

 上位勢では、勝田、山下、佐々木の3台がハイペースで走行し、後続を引き離していく形に。上位の3台はほぼ2秒の中に3台が連なる形で周回を重ねていく中、佐々木が2番手の山下に接近。バトルの末、11周目のヘアピンで佐々木が2番手に浮上する。

 その後、佐々木が徐々に勝田との差を詰め、最終ラップには勝田の背後にぴったりとつける形となる。最終周はヘアピンやダンロップで佐々木が抜きかける場面もあるも、激しいバトルの中で勝田が首位を死守。最終コーナーからの立ち上がりではピッタリとスリップに入られ、ほぼ真横まで並ばれる形となった勝田だったが、1000分の7秒という“超僅差”でトップチェッカー! 佐々木の猛攻をしのぎ切って今季2勝目を挙げた。

 勝田とともに最終周で素晴らしいバトルを繰り広げた佐々木は僅かな差で2位となり、3位には山下が入った。4位に高星が入り、チャンピオンシップをリードする松下は5位を獲得。5ポイントを獲得し、見事に今季のシリーズチャンピオンの座を獲得した。

 F3-Nクラスでは、クラスポールの小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)がスタートに失敗し、大きく順位を落とすことに。ただ、徐々に順位を上げ、8周目にはクラス首位に浮上。最後までポジションを守りきりクラス優勝を果たし、これにより今季のF3-Nクラスチャンピオンの座も決めることとなった。レースでは、クラス2位には湯澤翔平(KCMG F308)、そして3位に久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)が入っている。

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