全日本F3選手権第2戦は14日、鈴鹿サーキットで17周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)がそのまま優勝。前日のリベンジを果たした。
前日の第1戦に続き、PETRONAS TOM'S勢がフロントロウからスタートする第2戦。迎えたスタートでは、第1戦で勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)の先行を許した中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)が前日の失敗を繰り返さずトップをキープ。2番手に勝田が続く一方で、3番手スタートの松下信治(HFDP RACING F312)が遅れ、千代勝正(B-MAX・F312)が3番手につける。
上位陣は中盤、僅差ながら互いに決め手を欠き等間隔での走行となったが、終盤、2番手の勝田の背後に3番手の千代が迫る。ファイナルラップが近づくにつれ、千代は勝田に揺さぶりをかけるが、前日初優勝を遂げた勝田は動じず千代の攻略を退ける。
その前方でトップを守り続けた中山は、17周で一度もトップを譲らず今季初優勝! 2位は勝田、3位は千代となり、4位には清原章太(HFDP RACING F312)、5位に松下という順位でチェッカーを受けた。
Nクラスは、高星明誠(S Road NDDP F3)がスタートからトップを守り、小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)、ナニン・インドラ-パユーング(PTT SPIRIT F307)が続くことに。しかし、3周目にインドラ-パユーングが小泉をかわし、2番手に浮上する。
トップを守り続けた高星は、そのまま優勝を飾り開幕2連勝。2位はインドラ-パユーングが入り、2戦連続の2位に。3位は小泉という結果となった。