3月24日、富士スピードウェイでの今季最初の合同テストを前に、2010アチーブメント全日本F3選手権Cクラスに参戦する戸田レーシングが、過去2年間Nクラスでタイトル争いを演じたスイス人ドライバー、アレキサンドレ・インペラトーリを起用することを発表した。

 ケイ・コッツォリーノを擁して昨年のもてぎラウンドで優勝を飾っている戸田レーシングは、長年参戦を続けてきたエンジンチューナーであり、全日本F3で1、2を争う経験豊富なチームでもある。これまで日本人の若手ドライバーを起用することが多かった戸田レーシングだけに、日本人を母に持ち日本語を巧みに操るコッツォリーノを別とすれば、同チームの外国人選手起用は1999年に同チームから参戦したブラジル人ドライバー、ワグナー・エブラヒム以来、チーム史上二人目となる。

 今季も同チームの監督を務める加藤寛規は「今年は新たにアレックス選手を迎え、全日本F3選手権を戦う事を今から楽しみにしています」とコメント。「チームはこのシーズンオフも懸命に努力をし、マシンのポテンシャルは確実に上がっていますし、アレックス選手自身のポテンシャルや経験が必ず結果に結びつくと信じています。もちろん僕もアレックス選手のサポート、そしてチームが良い方向へ行く様に毎レース毎レース冷静に対応していきたいと思います。今年も戸田レーシング一丸となって頑張りますので応援よろしくお願い致します」とインペラトーリの起用に大きな期待を寄せている。

 チームの期待を一身に背負ったインペラトーリは「まずはじめに、2010年全日本F3選手権シリーズに戸田レーシングより参戦できることをとてもうれしく思いますし、僕を信頼してくれたチームに感謝の気持ちでいっぱいです。今度は彼らの信頼をきちんと現実のものとすべく、レースでベストを尽くして結果を残すことが僕の仕事です。戸田レーシングは長い歴史と豊富な知識を持っているチームです。戸田レーシングに出会った時はとても良い印象を持て、大きな可能性があると確信しました。今シーズンのレースで勝てるよう僕の日本でのレース経験のすべてを使うつもりです」とコメント。「やらなければいけない事はたくさんありますが、たくさんの人から良い意味での刺激をもらっているので、スムーズに進んで行くと思います。今シーズンが始まるのがとても楽しみです」と、自身3年目の全日本F3で初めて戦うCクラスながら、自身とチームの経験を活かして表彰台の頂点を狙うと語っている。

 インペラトーリには昨年のコッツォリーノのマークした1勝、ランキング4位を大きく超えるリザルトが数値的な目標となるが、昨年久々にマカオGPに参戦した戸田レーシングとしては、インペラトーリを起用することでより一層のチームの“グローバル化”を図り、海外レースで遺憾なく実力を発揮できるチーム力の向上をインペラトーリに期待する側面もあるようだ。

 戸田レーシングとインペラトーリの2010アチーブメント全日本F3選手権での挑戦は、4月17〜18日に鈴鹿サーキットでスタートする。

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