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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.04.09 00:00
更新日: 2018.02.16 22:57

初音ミク Z4、開幕勝利も「まったく気は抜けない」


GOODSMILERACING & TeamUKYO レースレポートVol.1
グッドスマイル初音ミクZ4、SUPER GT開幕戦岡山で優勝!

■2014年モデルのBMW Z4 GT3が絶好調の予選
 4月5日。ついにSUPER GT 2014シーズンが開幕した。予選日は気温が低く、雪の予報も出ていたほどだったが、予選1回目が始まる頃には晴れ渡り、ドライコンディションでアタックすることになった。

 予選1回目(Q1)のアタックを担当するのは谷口信輝選手。新車であるBMW Z4 GT3 MY14は3月23~24日の合同テストで乗っただけだが、かなりの好感触だとコメントしていた。わずか数周でベストタイム「1'27.077」を刻み、暫定1位に踊り出る。しかし、#7 Studie BMW Z4がこのタイムを上回り、2位で予選1回目を通過した。

 予選2回目(Q2)は片岡龍也選手が担当。谷口選手を上回る「1'26.869」を叩き出したが、#31 OGT Panasonic PRIUSがコンマ数秒上回り、総合2位で終えた。これにより、決勝のスターティンググリッドは2番手、フロントローが決定した。

■混乱に巻き込まれにくい2番手スタートで迎えた決勝
 迎えた4月6日、決勝日。フリー走行時は雨が降っており、主催者からウェット宣言が出された。サーキットサファリ、ピットウォークといったイベントを挟んで、決勝レースが始まる。

 もうこの頃にはすっかり快晴で、かなりの肌寒さだったが、ドライコンディションでレースがスタートすることになった。スタートドライバーを務めるのは片岡選手。今シーズンから、GT500 マシンのブレーキを温めるため、2周になったフォーメーションラップだが急遽3周になり、約2時間のレースがスタートした。GT500に遅れてローリングスタート。ポールポジションの#31 OGT Panasonic PRIUSに1コーナーで並び、なんとコーナーが終わったところで抜いて1位に踊り出る。2位になった#31はミクZ4を猛追し、コンマ0秒の差がしばらく続く。