3月27日〜28日に岡山国際サーキットで開催された全日本選手権スーパーフォーミュラの第2回公式合同テスト。今年からシリーズに参戦する小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO)は、2日間のテストを総合4番手で終えた。

 この岡山テストで可夢偉は、初日の総合トップタイムをマーク。2日目には、前日から口にしていたロングランのテストもこなした。可夢偉にとって、ガソリンを積んだ重い状態のSF14を走らせるのはこれが初めてのことだ。

 この日、搭載したガソリンを使い切るまでの走行を行ったという可夢偉は、30周に及んだロングランの位置づけについて「クルマのセッティングというよりは、僕の経験として1回やったということ。タイヤがどこで“落ちる”のかという変化の量を見ておけば、第1戦でびっくりすることはないかなということです」と説明。開幕に向けてある程度のイメージは掴めたのだと語った。

「(開幕戦は)鈴鹿なので、もっとタイヤ的には厳しいとは思いますが、一応どうなっているのかというのは読めました。なんとなくイメージとして、タイヤがもつかもたないかということをジャッジするスキルにはつながったかなと思います」

 ただ、前回も課題に挙げていたタイヤの使い方という面では「今回はさらにうまく使えなかったです。やっぱりタイヤはいつまでたってもミステリーですね」と、まだ課題として残っている様子。「このタイヤと恋人になりたいと思うくらい、意思疎通ができないんです」と冗談も交じえてコメントした。

 また、可夢偉が前日から口にしているのが、コンディションによるクルマのフィーリングの変化だ。この日2回目のセッションでは、コースをはみ出したことや黄旗の影響もあって最後のアタックでタイム更新とはならなかったようだが、クルマのフィーリング自体もあまり良くなかったのだという。

「夕方のセッションみたいに路面の温度が変わったりした時の対応力は足りないかなと思っているので、そのあたりは今日、最低限は経験できてよかったです。でも、やっぱりまだまだ経験しなくてはいけない部分はたくさんあるなと思うし、甘くない第1戦、第2戦になると思っているので、しっかりと準備をしたいですね」

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