更新日: 2018.02.16 04:41
可夢偉「接触の後も入賞の自信はあったのに……」:ザウバー日曜コメント
2011年F1イタリアGPの日曜決勝で、ザウバーの小林可夢偉とセルジオ・ペレスは共にリタイアを喫した。
■ザウバーF1チーム
小林可夢偉 決勝リタイア
当然、チーム全員にとって残念な結果だ。どのギヤをセレクトしてもパワーが出なくなった。それまではとてもエキサイティングで難しいレースをしていた。ハード側のタイヤ、つまりミディアムコンパウンドの新品をスタートで履いた。当然のことながら長いスティントをとる予定だった。セルジオがレース中に証明したように、それは可能なことだった。でもターン1で何台かのマシンによるアクシデントが発生し、皆がそれを避けるために止まろうとした。前のマシンがブレーキングして、僕はそのマシンに接触してしまった。フロントウイングがルーズになり、タイヤがダメージを負ったので、ユーズドのソフトに換えなければならなくなった。そのせいで戦略は台無しになった。それでも今日はポイントを獲れると確信していたんだけどね。本当に悔しい。
セルジオ・ペレス 決勝リタイア
グリッドポジションが悪かったにもかかわらず、レースではうまくやっていた。でも結局2台揃ってリタイアとなってしまい残念だ。15番グリッドからハード側のミディアムタイヤでとても長いスティントを走り、最後にソフトでほんの短いスティントを走るというレース戦略をとっていた。20周目には7番手を走っていた。前にも後ろにもギャップがあり、うまくいきそうだった。でも3速ギヤが使えなくなり、その後、全くどのギヤもセレクトできなくなった。今日は大量のポイントを獲得するチャンスを逃した。