全日本F3選手権第9戦は7日、ツインリンクもてぎで15周の決勝レースが行われ、ポールスタートの国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)がスタートをきれいに決め、危なげなく優勝を飾り開幕からの連勝記録を9に伸ばした。2位は関口雄飛(ThreeBond)で、この日ファステストラップ、1分47秒708を記録している。
国本を先頭に、各車きれいなスタートを切る中、ワイドに飛び出してしまったのはラファエル・スズキ(PETRONAS TOM'S F308)。4番手グリッドからふたつ順位を落とし、嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)とアレキサンドレ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)の後ろ6番手に後退してしまう。
そのスズキは6周目、前を行くインペラトーリに襲いかかるが、ここでもコース外にはみ出てしまう。しかし後続にぬかれることなく、コースへ復帰する。
ここからレースは膠着状態に。国本を追いかける関口は、4周目に1分47秒708のファステストラップを記録するも、国本との差は縮まらない。変動がないまま国本は連勝記録を9に伸ばした。2位には関口、そして3位にはスポット参戦の山内英輝(MJハナシマレーシングF308)が入った。
Nクラスは、スタートで蒲生尚弥(TDP SPIRIT F307)が小林崇志(HFDP RACING F307)を突き放すスタートを決め、そのまま逃げ切り第8戦に続く連勝を飾った。2位に小林、3位は佐々木大樹(NDDP EBBRO)。また第7戦のNクラスウイナー、佐藤公哉(NDDP EBBRO)もスタートで順位をふたつあげ、佐々木に次ぐ4位となっている。
