いよいよ今週末、5月12〜13日に開催されるフォーミュラ・ニッポン第2戦ツインリンクもてぎ。開幕戦鈴鹿ではトラブルを抱えながらも2位に入った塚越広大(DOCOMO DANDELION)が、地元もてぎ戦に向けて意気込みを語った。

 DOCOMO DANDELIONで2年目のシーズンを送っている塚越は、予選2番手からスタートした今季第1戦鈴鹿では、エキゾーストのトラブルを抱えながらも2位入賞。優勝した中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)には及ばなかったものの、好レースを披露した。

「やり切った感はあります。いろいろなことがありましたけど、今まででいちばん勝負したレースだと思いますし、いちばんいいレースができたかな、と思っています」と開幕戦を振り返った。

 そんな塚越は、栃木県日光市出身。“とちぎ未来大使”として栃木県からも栃木をアピールする大役を担っているなど、地元でのレースへの意気込みは熱い。「やっぱり地元のレースは大事ですね。もてぎはコースレイアウトとしてはそこまで得意なコースではないんですが、いい成績を残しているので好きなコースではあるんですよね(笑)」と塚越は語る。

「栃木はすごく今スポーツが盛り上がっていて、サッカー(栃木SC)、自転車(宇都宮ブリッツェン)、ホッケー(H.C.栃木日光アイスバックス)、バスケ(リンク栃木ブレックス)とあります。それを“四大スポーツ”って言ってるんですが、それにモータースポーツが入っていないのが悔しくて(笑)。頑張りたいですね」

 開幕戦では、チームメイトの伊沢拓也もポールポジションを獲得するなど、チームとして好調のDOCOMO DANDELION。「僕だろうが伊沢さんだろうが、チームとして上に行くことが最優先。チームではいいところはお互い共有していますし、すごくいい雰囲気でレースができていると思います」という。好調のDOCOMO DANDELION、そして地元でのレースと、今回のもてぎ戦は塚越が初勝利を狙うには格好の舞台であると言っていいだろう。

 一方で、「プレッシャーがかけられてまして(笑)」と塚越が笑うのは、今回のフォーミュラ・ニッポン第2戦での応援企画だ。『みんなの代表ドライバー応援バトル!』では、来場したファンと同じ出身県、在住県のドライバーがポールポジションを獲得した場合、決勝日13日(日)のミニパドックツアーに参加できるほか、『北関東B級グルメバトル!』では、今週末開催されるレースで茨城、栃木、群馬出身ドライバーが表彰台を獲得した場合、その県のB級グルメが“ご祝儀価格(半額)”になるなど、出身県をテーマにしたイベントが開催される。「北関東で頑張らなきゃいけないです」と塚越。

 もちろん、さまざまなイベントが開催される中でも、最も注目なのは日曜のフォーミュラ・ニッポンのレース。今季は4人のチャンピオン経験者が揃うが、塚越は「強者が揃えば揃うほど、それを倒せば良いという気持ちになる。いいドライバーが揃ってくれた方が僕たちもやり甲斐はあります」と気合が入る。「90度コーナーでの観戦をオススメしますね。ブレーキングが大事なコースなので、あそこでしっかりしていると全体で速いと思います。今回は特に予選がスーパーラップなので、今回はあそこで見ていると楽しいと思いますよ」と教えてくれた。

 天候にも恵まれそうで、開幕戦鈴鹿でも見られたようなドライバーとチームの力量が発揮されそうなフォーミュラ・ニッポン第2戦。塚越の活躍と、熱いレースに期待したいところだ。

フォーミュラ・ニッポン第2戦もてぎの観戦情報はこちらへ
http://www.twinring.jp/

本日のレースクイーン

Greeniaぐりーにあ
2025年 / スーパー耐久
ルーキープリティ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円