全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3回合同テストで、初日、2日目とも午後のトップタイムをマークした塚越広大は、「今年最後のテストでトップで終われたことは、自分が思いきり走ってトップタイムを出すことができましたから気分はいいですよね。チームの皆さんに温かく迎えていただいてやりやすかった」と2日間を振り返った。
ユーロF3を戦った後、2009年にフォーミュラ・ニッポンにデビューした塚越は2年間HFDP RACINGから参戦していたが、今回の第3回合同テストではDOCOMO DANDELIONの1号車に乗り込み参加。初日はシートフィッティングの確認やマシンへの慣れに費やし、ロイック・デュバルのセットのままほぼいじらずに乗っていたという。しかし、「思っていたよりも1号車が自分に合っているというか。ニュータイヤを履いてからも確認しながら、全開で走りました」と初日はトップでセッションを終える。
2日目は午前中にトラブルもあったものの、空力パーツをトライ、さらに午後にはアタックを中心にミディアム1セット、ソフト2セットとニュータイヤを装着。2日目午後もトップでセッションを終え、「今年最後のテストでトップで終われたことは、自分が思いきり走ってトップタイムを出すことができましたから気分はいいですよね」とDOCOMO DADNDELIONとの初仕事を笑顔で締めくくった。
「田中耕太郎エンジニアとは初めての仕事でしたが、田中耕太郎さんとは前から知ってもいるので、仕事はやりやすかったです。チームにも温かく迎えていただいて、クルマにもチームにも入りやすかった。いい2日間のテストがこなせましたね」と塚越。
来季についてはまだ決まっていない状況だと言うが、もし今回のテスト同様に伊沢拓也とのコンビになれば、2007年にHonda Team Realで組んで以来のコンビ復活となる。
「違和感は全然ないですね(笑)。いちばん長くレースを一緒にやっていますし、GTでもFニッポンでも戦ってきましたから。それに、たぶんお互いにいちばん負けたくないドライバー(笑)。このラインナップで来年もできたら面白いですね」
