NAKAJIMA RACING

2013全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿サーキット
レースレポート

11月10日(日)天気:雨
◇最終戦決勝日は朝からあいにくの雨。昨日までのドライセッティングと一変、雨のレースが予想される。また今大会は2レースで、それぞれ20周回、28周回と少ない周回数であること、また昨日の予選で2台ともに好ポジションからのスタートとなるため、より綿密な作戦とセッティングが必要となる。

 そんな中、第1レースのウォームアップ走行では、小暮2番手、大祐7番手タイムで、第1レースに向け最後の確認を終える。

 そして若干雨が強まる中、10時20分第1レースがスタート。スタート直後、小暮の後続では1コーナーで多重クラッシュがあり波乱のスタートとなったが、大祐、小暮の上位陣は上手くスタートを決める。そして2周目にトップの車両がコースアウト。その隙に小暮がトップに躍り出る。しかしその直後、小暮の32号車に燃料系のトラブルが発生、ピットに戻る。一方、大祐はスタートから安定した走りを見せ、デビュー以来初の表彰台2位を獲得し、第2レースへの弾みをつけた。

 午後になり一時晴れ間も見えたが、徐々に雲行きが怪しくなる中、雨は降りだすのか、このまま降らずに終われるのかタイヤ選択も悩ましくギリギリまで選択を伸ばすチームもある中、NAKAJIMA RACINGの2台はレインタイヤで14時30分第2レースをスタートする。小暮は最高のスタートを切りポジションアップを成功させ1周目を終えた時点で小暮2番手に、大祐はポジションを落とし9位。スタート前の思惑とは裏腹に、路面ライン上はドライ。大祐は2周目にタイヤ交換のためピットイン、小暮も続いて3周目にタイヤ交換。他車もタイヤ交換に入るなど順位が入れ替わりながら、レースも終盤に差し掛かる頃に雨が降り始め、コースアウトが続出。残り2周のところで2位の車両がコースアウトしクラッシュ。ここで小暮は再び2位に浮上し、そのままチェッカーフラッグを受け、今シーズン最高位2位表彰台でシーズンを締めくくった。

 大祐は、タイヤ交換後も懸命の走りを続けるもポジションを上げることは出来ず11位で今シーズンを終えた。

◇観客動員数
11月9日(土)予選11,550人
11月10日(日)決勝11,000人

◇コメント
#31ドライバー中嶋大祐
「まずは表彰台という目標を達成することが出来て良かったです。ですが、山本選手との差が大きかったため、悔しいというのが正直なところです。第2レースはスタート時に装着していたウェットタイヤがグリップせず、序盤に大きくポジションを落としてしまいました。ドライタイヤに交換してから、調子は戻ったのですが、前を走る選手のペースに付き合わされてしまう形となり、マシン本来の力をラップタイムに反映できませんでした。今シーズンは自分たちの力をリザルトに反映できないレースが多く、悔しい思いをしましたが、シーズンを通して着実に進歩できたと思います。これでようやく勝利を目指す準備は整ったと思いますので、今後ともご声援を宜しくお願い致します」

#32ドライバー小暮卓史
「今回はクルマの状態がよく、戦闘力もしっかり備わっていたのですが、第1レースにおいては残念ながらマシンドラブルでトップに立ったにもかかわらず結果が残らず悔しい思いをしました。第2レースにおいてはスタートから大きなトラブルもなく無事に走り切ることができました。今シーズンは勝てるレースをなかなかものにすることができなく、残念で勿体ない結果となりましたが、チームは常にベストを尽くし、いつも最高の働きをしてくれたことに感謝します。今シーズンもたくさんのご声援をありがとうございました」

中嶋悟総監督
「今年最後の選手権レースを2台とも表彰台で締めくくることができて、少しホッとしています。なかなか思うようにいかないことが多く、自分たちのレースをすることが難しい1年だったと感じますが、これを弾みに来シーズンに繋げていけるようオフシーズンも切磋琢磨してみんなで力を合わせていきたいと思います。今シーズンも多大なるご声援をいただき、本当にありがとうございました。残りJAFグランプリのみとなりますが、引き続きよろしくお願い致します」

◇次回のスーパーフォーミュラは11月23日・24日に富士スピードウェイで「JAFグランプリ富士スプリントカップ」が開催されます。

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