全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦もてぎは12日、予選スペシャルステージが行われ、昨年王者のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が、チームメイトの中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)を抑えポールポジションを獲得した。

 午前に続き快晴に恵まれたものの、冷たい風がやや強く吹くコンディションとなったフォーミュラ・ニッポン第2戦もてぎのスペシャルステージ。公式予選1回目で最下位タイムとなった嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)から、1台ずつがコースインしていく。

 まずは嵯峨が1分36秒318というタイムをマーク。しかし、続く折目遼(SGC by KCMG)、金石年弘(HP REAL RACING)ともタイヤのウォームアップに苦しんだか、嵯峨のタイムを上回ることができない。

 しかし、4番手アタッカーの安田裕信(KONDO RACING)が一気に35秒台に入れると、さらに松田次生(TEAM IMPUL)が元王者の貫禄をみせ、1分34秒台へ。続く小暮卓史(NAKAJIMA RACING)も34秒台に入れるが、松田のタイムにはわずかに及ばず。松田のタイムは7番手アタッカーの山本尚貴(TEAM無限)が塗り替えるまでトップに残った。

 山本のタイムはなかなか上回るマシンが現れず、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、平手晃平(Projectμ/cerumo-INGING)、大嶋和也(Team LeMans)ともにこれを上回ることはできず。そんな中、山本のGTのチームメイトである伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が初めて33秒台に入れる1分33秒816というタイムを記録。一気にトップに躍り出た。

 開幕戦のポールシッターでもある伊沢がマークしたタイムは、続く国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、そして塚越広大(DOCOMO DANDELION)も破ることができず、伊沢はジワジワとポジションを上げていく。

 しかし、伊沢の2戦連続ポールの夢を砕いたのは一貴。0.037秒差で伊沢を上回ると、続くロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)がセクター3〜4で苦しみポジションを落としたこともあり、ポールポジションへの期待が高まった。

 ファイナルアタッカーであるロッテラーのアタックに注目が集まったが、この週末好調ぶりを披露するロッテラーは、一貴をコンマ5秒上回る1分33秒264というタイムをマーク! これで文句なしのポールを決めてみせた。2番手には一貴がつけPETRONAS TOM'Sがフロントロウ独占。3番手には伊沢という、4番手はオリベイラ、5番手に塚越となった。

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