プレスインフォメーション\t2011年5月22日
#14 GARMIN Porsche 安岡秀徒、岡山で2戦連続ポールトゥウィン!
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第2戦 (岡山) 決勝
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第2戦 決勝レースを、2011年5月22日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。
天候:曇 路面:ドライ 気温:18℃ 路面温度:22℃
Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第2戦が5月22日、岡山国際サーキットで開催された。早朝、中国地方は大雨に見舞われ、サーキットの一部では路面に土砂が流出するなど大変な悪条件が予想されたが、9時をすぎる頃から天候は急速に回復。雨は上がり、路面も徐々に乾きはじめた。
21日に行なわれた第1戦では、#14 安岡秀徒が2番手以降を19秒以上も引き離す独走で完全勝利。2位には#44 Akira、3位には#15 神取彦一郎が入っている。中段以降では岡山大会にスポット参戦している#4 林久盛をはじめ、テール・トゥ・ノーズの接戦が展開された。なお、第2戦のグリッドは第1戦のベストラップで決まるため、ポールポジションは#14 安岡、以下#22 Michael Green、#15 神取、#3 江本玄、#44 Akira、#7 海宝善昭と続いていく。
コースのレコードライン上はほぼ乾いているものの、まだ一部にウエットパッチが残る午前11時45分、PCCJ第2戦の火蓋が切って落とされた。前戦でジャンプスタートを犯した#22 Greenは、ここでも痛恨のスタートミス。一瞬の出遅れが響き、4番手まで順位を落としてしまう。一方、「タイヤがQ1で使ったものだったので、スタート一発勝負だと思っていました」と語る#44 Akiraが3台をパスし一気に2番手に浮上した。1周目を終えて上位は#14 安岡、#44 Akira、#15 神取、#22 Green、#3 江本、#7 海宝というオーダーとなった。
トップで逃げる#14 安岡と、それを追う#44 Akiraの後方では各所で激しいバトルが展開されていた。第1戦で光る走りを見せた#4 林は、途中で#3 江本との接触があったものの、計3台を抜き最終的には5番手まで順位を上げた。岡山国際サーキットを走るのは2回目と言う#47 藤田明は「岡山はコース幅が狭く、ミスの許されないサーキットなので非常に緊張しますね。林さんには負けましたが、3台パスできたので内容には満足しています」と語った。
その#4 林と#47 藤田の前で全周にわたっての鍔迫り合いを展開したのは#15 神取と#22 Greenだ。「もうローリングスタートにしてほしい!」と冗談交じりに語る#22 Greenは「神取さんは非常にうまい。“ミス待ち"でアウトからインから、かなりプレッシャーをかけたけれど、まったくミスしなかった」と、スキを見せない神取のテクニックに舌を巻いた。また、#22 Greenの猛攻をしのぎ切った#15 神取も「タイム的にはグリーンさんの方が速いのは分かっていましたから、要所要所でうまく抑えることができました。あと3周あったら分かりませんでしたね」と語り、レース後には#22 Green のテントを訪れ、笑顔で固く握手。互いの健闘を讃えあっていた。
チャンピオンクラスの最終結果は1位#14 安岡、2位#22 Green、3位#47 藤田。#14 安岡はこれで3戦連続のポール・トゥ・ウインを達成し、敵なしの速さを見せている。「クルマが良くなりつつあるので、次回はまた走る前にセッティングを変えて、もっと良くしたいですね」と早くも焦点を次戦にあわせているようだ。ジェントルマンクラスは1位が#44 Akira、2位#15 神取、3位#16 横幕ゆぅ。「後ろで神取さんとグリーンさんがやりあっているのが見えましたが、タイヤがきつくなるのが分かっていたので、いざという時のために丁寧に走りました」と語る#44 Akiraが2戦連続で勝利。3位に入った#16 横幕は「スタートは良かったですし、ラップタイム自体も上位の選手とそれほど変わらないペースで走れました。ですがQ1とQ2でタイヤを使い切ってしまっていたことと、集団の中だったので順位は上げられなかったですね」とレースを振り返った。
第2戦を終えた時点(東日本大震災の影響で岡山大会が延期されていたため、シリーズとしては実質的に3戦目となる)でのポイントランキングは、チャンピオンクラスが#14 安岡、#47 藤田、#5 高見沢。ジェントルマンクラスが#15 神取、#44 Akira、#16 横幕という順になっている。
第4戦、および第5戦は6月11〜12日に開催。富士スピードウェイで行なわれる「ザ・ワンメイクレース祭2011富士」において、全日本F3選手権や他のワンメイクレースとの併催となる。数あるワンメイクレースシリーズの中でも世界屈指のスピードを誇るPCCJの迫力をぜひ体感してほしい。
■第2戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\t Class\tCar Name\t Gap
1\t14\t安岡 秀徒\t C\tGARMIN PORSCHE\t 19'13.383
2\t44\tAkira\t G\tクラリオンRS セリザワGT3\t+19.313
3\t15\t神取 彦一郎\t G\tパワーステーションサムライ\t+20.105
4\t22\tMichael Green\t C\tMIKE DIRECTION\t +20.889
5\t4\t林 久盛(※)\t G\tDRP DIRECTION\t +21.454
6\t47\t藤田 明\t C\tRIRE RACING\t +23.748
7\t16\t横幕 ゆぅ\t G\tYOU DIRECTION\t +25.911
8\t5\t高見沢 一吉\t C\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t+27.731
9\t3\t江本 玄\t G\tアキラレーシング GT3\t +30.960
10\t18\t大久保 仁\t C\tケーズフロンティア GT3\t+31.308
11\t8\t櫻井 澄夫\t G\tロードサービス GT3\t +37.527
12\t7\t海宝 善昭\t G\tタカラ樹脂 GT3\t +41.906
13\t6\tArterossi\t G\tARTE-DIRECTION\t 1Lap
以上完走\t
ベストラップ : #14 安岡 秀徒 1'34.900 (4/12)
※#4 林 久盛選手はスポット参戦のため、第1戦-2戦共に賞典対象外となります。
